「ボクらの時代」中村獅童&市川亀治郎&中村七之助さん
「ボクらの時代」“歌舞伎ほど素敵な商売はない”
出演:中村獅童・市川亀治郎・中村七之助
フジテレビ 1月10日放送
市川亀治郎さんとは?
博士のような人。わからないことがあったら亀治郎さんへ。(獅童)
静かなる面白さ、淡々と面白いことを言う、大好きな人。(七之助)
中村獅童さんとは?
熱い人、熱血漢、情熱家、努力家。(亀治郎)
ムードメーカー、爆発的に面白い。小さい頃から知っている(七之助)
中村七之助さんとは?
クール、冷たいツッコミをする。落ち着いて冷静。(亀治郎)
男っぽく、兄貴肌。(獅童)
子どもの頃の夢
七之助⇒「光GENJI」になること。
獅童⇒職人。大道具さんやバキュームカーの清掃人など、格好いいと思った。
豆腐屋にお使いに行かされて、木綿豆腐をすくう様子に憧れ、洗面台に水を溜めて豆腐屋ごっこをした。
亀治郎⇒考古学者~哲学者。
「あまりにも、土掘って一生終わるのもな」(二人から「考古学者に失礼!」とすばやく突っ込みを入れられる)
哲学者は「食っていく自信が無い」と・・・。
お互いの印象から始まり、出会いの頃、少年時代の遊び、歌舞伎を職業とする決心の時、梨園への誤解、若手で10年続けている「新春浅草歌舞伎」への想いなど、興味深い話が語られています。
小さい頃から歌舞伎座などで遊び、芝居ごっこをしていたなど、根っから歌舞伎を愛する役者のようで・・・。
ただ、狭い世界しか知らないことへの戸惑いなどもあって、亀治郎さんは大学四年の間は歌舞伎から離れる生活を送ったようです。
獅童さんの場合は、それを余儀なくされた時期も・・・。
また、「家でも正座?」「着物で生活?」「辞められない?」などに始まる、世間の誤解の数々を笑い話で・・・。
中でも印象的だったのが、「梨園の伝統とは?」「役者として、持ち続ける想いとは?」の話。
獅童さんは父親が歌舞伎を辞めていることで、主役は無理だと言われて傷つくこともあったが、やりたいと想い続けたから今がある、と。
映画「ピンポン」(2002年)出演の頃が転機となったようです。
七之助さんは、本当に実力のある人間が活躍できるように、と歌舞伎界に抵抗している父親(中村勘三郎)と同じ想いを語り、自分の立場では説得力が無いので、獅童さんのように勝ち取った人間がこれから言っていってほしい、とも・・・。
役ごとのオーディションとか、改革したいことなどが語られています。
亀治郎さん、映画「タイタニック」を例に出して、沈むとわかっていても残るのが梨園の責任、僕らの責任、と・・・。
今後、役者で観せるか、物語で観せるか、という提言も・・・。
七之助さんのことはまったくわからなかったのですが、二人に気を遣いながらも堂々としていて、確かに冷静な大人でした。
「セクシーボイスアンドロボ」(2007年・日本テレビ)の獅童さんと、大河ドラマ「風林火山」(2007年・NHK)の亀治郎さん・・・気になり続けている俳優さんです。
亀治郎さん、最近はクイズ番組でも活躍している姿を観られるのが嬉しいですね。
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