「龍馬伝」第6回“松陰はどこだ?”
大河ドラマ「龍馬伝」第6回“松陰はどこだ?”
NHK総合 2月7日放送
黒船の来航で、劇的な展開を見せてきて、面白いですね。
まず、吉田松陰(生瀬勝久)の登場。
生瀬さんは、「相棒」(テレビ朝日)の古くからのファンなら忘れられないだろう浅倉禄郎という複雑な役、「トリック」(テレビ朝日)のギャグ担当の刑事役など、かなり強烈なキャラクターを演じています。
吉田松陰という人物を知りませんが、それでも、どうなのかなと疑問符があったのですが・・・
良かったですね。
世界の大きさを知り、海の向こうに何があるか知りたい・・・死を恐れずに黒船に乗り込もうとする松陰の叫びを聴いていると、龍馬だけではなく、こちらも共感を覚えてしまいました。
混沌とした時代に突入するというのに、途方も無い夢が見られそうで・・・。
歴史物のドラマを観るときは、事前にとか、観ながら触発されてとかして勉強する人が多いのでしょうが、知らないことでこれからどう展開するのかワクワクする楽しみもありますね。
NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1
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武市半平太(大森南朋)と吉田東洋(田中泯)とのシーンも素晴らしかったですね。
「ハゲタカ」の最終話、鷲津(大森)と加藤(田中)の話し合いのシーンを思い出しました。
田中さんの存在感が凄くて、それに大森さんも負けていなくて・・・
今回は、二人のその後の展開をほんの少し知っているので、危ないゾーンへ入ってしまったと、気分が重たくなったものです。
状況がよく見えている東洋と、攘夷に固まってしまう武市・・・。
武市は下士であることの意識がよけいに拍車をかけてしまうんですね。
危ない!大森さん!とか、ファンとしての気持ちがつい出てしまいました。
それ以前、米問屋に呼ばれた弥太郎(香川照之)と、東洋に呼ばれた武市が通りですれ違うシーン・・・
その差に嫉妬丸出しの弥太郎の声を背中に歩く、武市の歩き方が鷲津歩きになっていて、ちょっと笑ってしまいました。
純朴な銀行員から、ハゲタカになって戻ってきた男の歩き方ですね。
吉田松陰と会って、自分を見つめなおすこと、磨くことを大事と考えて千葉定吉(里見浩太朗)に改めて剣の道の教えを請う龍馬(福山雅治)。
修業期間は1年、それをこちらは忘れていました。
更に修業するには、国許に戻り、改めて願い出なければならないんですね。
そんな時代だったのだ、と改めて思いました。
龍馬が道場へ戻れるように力を尽くし、最後は指きりで約束する佐那(貫地谷しほり)ですが、毅然としながらも可愛らしさも見せ、切ないですね。
龍馬は、加尾にも佐那にも同じような気持ちしかないように見えます。
これから更に女性の登場があるわけですが、どう変わっていくのでしょうか。
時代物でも、女性がきちんと描かれていて気持ちがいいです。
弥太郎が江戸に行けるようになって、ホッとしました。
加尾にプロポーズしていましたが、どうなるのでしょう?
このあたりも、何も知らないことで楽しみになります。
まさか龍馬に逢いたいために、一緒に江戸へ、とはならないでしょうね。
福山さんの龍馬役、正直、やっと観慣れました。
どうしても彼の部分だけ、現代風に観えていたものですから・・・
良い声のせいですかね。
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ハゲタカ DVD-BOX *大森南朋×田中泯
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