「相棒 season8」第14話“堕ちた偶像”
「相棒 season8」第14話 “堕ちた偶像”
テレビ朝日 2月3日放送
ゲストが、このところ注目している田中哲司さんなので楽しみにしていました。
「花の里」のたまき(益戸育江)が盲腸で入院・・・
灯りの消えた店の前で戸惑う右京(水谷豊)の姿に、ちょっと切ない感じがしましたが・・・。
右京と神戸(及川光博)がお見舞いで鉢合わせ。
相変わらずのやりとりですが、花束の大きさとかトレードマーク?の紫系統とか、神戸の気障さが“らしく”っておかしかったですね。
神戸が隣の少女に・・・
「逮捕権も捜査権もない、珍しいおまわりさんなんだよ」
「やっぱり、調べるんだ」「どうせ暇なんですから」と二人。
後が重くなるだけに、このあたりの軽いやりとりの入り方は好きですね。
軽く入りながらも、ちゃんと事件解決の重要なヒントが映されていました。
少女のベッド脇には事件解決に結びつくUSBメモリが・・・
二度観してわかったことですが・・・。
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捜査一課は久しぶりに3人が揃っていて、ホッとさせます。
被害者のメモからのやりとりには笑わせてもらいました。
芹沢(山中崇史)の「家を建てるつもりか?」に始まって、
「三匹のこぶたでも無理ですね」と神戸登場。
伊丹(川原和久)が嫌な表情をして顔を背け、「ソン!」ですからね。
それだけでは終わらず、右京が説明する政界の隠語での金額に、
「家、建つわ」と芹沢。
何気に、芹沢役の山中さんの動きは面白いですね。
事件の方は、国会議員の江嶋(田中哲司)が環境汚染に苦しむ患者を救う法案を通したいがために暴走したかたちになりますが・・・。
新政権のこと、官僚の天下りのこと、派遣法のことまでからめて、それを利用しようとする人間まで描き、リアルに感じさせる内容でした。
長年の盟友のジャーナリスト・安田(竹本孝之)を殺してしまうわけですが、二人のやりとりが又悲しいですね。
信念は同じはずだったのに、立場が違うことで起きてしまった悲劇。
確かに書くことで糾弾することと、実際に行うことは違いますけどね。
両方の、仕事へのジレンマのようなものも感じさせたやりとりでした。
それでも、最後まで彼を信じていた安田が何とも切ないですね。
その思いは通じたとは思いますが・・・。
駄目になりそうだった法案が、若手議員たちによって受け継がれるというニュースにはホッとさせられました。
最後は、二人でたまきの快気祝いに・・・
今回、たまきは珍しく着物姿はありませんでしたね。
その分若い感じがしますが、それでも隣の少女に“おねえさん”と呼ばれていて笑ってしまいました。
話は変わって・・・
田中さんの演技をじっくり観たのは初めてかもしれません。
どうしても脇役が多いですからね。
素人目ですが、今回はとても良かったと思います。
確かに右京が言うように、最後は自分を守りたかったのかも知れませんが、子供たちのために、と気持ちが逸ってしまった感じが伝わってきました。
田中さんが及川さんより背が高いのがちょっと意外でした。
今回は、気のせいか、及川さんのセリフが多いような気がしたのですが・・・。
あのしゃべり方に違和感を感じる人もいるかもしれません。
でも、右京が言うように、クラブへ聞き込みに行くような、うってつけの役を演じられるのは彼しかいないでしょうね。
「晴れ着ここ一番」(2000年・NHK)に始まって「吾輩は主婦である」(2006年・TBS)で決まったファンなので、ちょっとフォローしておきます。
来週は、加藤虎ノ介さんがゲストです。
朝ドラ「ちりとてちん」(2007、8年・NHK)の印象がずっと残っていますから、とても楽しみですね。
★これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
第9話 第10話(元日スペシャル) 第11話 第12話 第13話
Alaska 星のような物語 ~写真家・星野道夫 はるかなる大地との対話~
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