「相棒 season8」第15話“狙われた刑事”
「相棒 season8」第15話“狙われた刑事”
テレビ朝日 2月10日放送
捜査一課の伊丹(川原和久)が出ずっぱりで、伊丹ファンにはたまらない回になったようですね。
いつも隣から覗いている、大木、小松のコンビの登場シーンも多く、久しぶりにセリフもあるし・・・
ということで、ちょっと新鮮で、サービス満点の回でした。
その分、右京(水谷豊)と神戸(及川光博)の微妙なやりとりが少なかったようで、そこがちょっと残念でしたが・・・。
でも、このように脇の人たちの登場が多いと、内容の幅が広がる気はします。
いずれ、角田課長(山西惇)が活躍して、その有能さを見せ付ける、なんていう話を観たいものですね。
脚本が戸田山雅司さんということで、やはり安心して観ていられました。
このところ「相棒」は新しい脚本家が参加していて、それはそれでバラエティに富んだ内容になっていて楽しいのですが、結構戸惑ったりすることもありますから・・・。
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ゲストの加藤虎ノ介さん、やはり存在感があります。
ますます、その存在感が増しているように見えました。
ただ、「新・科捜研の女」(2008年・テレビ朝日)や「ゴンゾウ~伝説の刑事~」(2008年・テレビ朝日)と同じような役なんですよね。
刑事物だから仕方が無いですが・・・。
こういう役を演じると迫力を増すことも確かですし・・・。
いずれ、渡辺いっけいさんのように、おかしな表現ですが、“擦り切れない俳優さん”になってほしい、というのが個人的な希望です。
本題をちょっと・・・
張り込みの車(神戸の車!)の中での神戸と伊丹のシーン。
神戸が、右京の天才振りから自分の過去の失態に話をつなげて、自分も伊丹と同じだとして、彼の思いを引き出しますね。
最初は、長いセリフの流れについていけなかったのですが、改めて観てやっとわかりました。
こうして少しずつ信頼が築かれていく、となるかどうかは脚本家によって違うのでしょうが、そこが又面白いかもしれません。
ラストで、神戸の失態は嘘だったと右京に見抜かれていますし・・・。
正直、あの会話で、神戸の左遷?の理由がとうとうわかってしまったか、とドキッとしたものですが・・・。
伊丹は少々乱暴だけれど、正義感の強い刑事だということはこれまでの描かれ方ですでにわかっていることですね。
右京が、浜野(加藤虎ノ介)に「十年前の事件で、あなたが供述したことは間違っていなかった。伊丹刑事もあなたを守るために最善の努力をした」と語ったことは良かったですね。
浜野がずっと背負ってきたものを少しは軽くし、伊丹をも救う良い言葉だったと思います。
天才で変人だけではないのですよね、右京は・・・。
ラスト、伊丹が浜野に謝るシーンにつながって、とても良かったです。
大学当時、サークルの準幹部で、今は弁護士役の小磯勝弥さん、こんなに大人になっても、どうしても「たけしくん、ハイ!」(1985年・NHK)のたけし役を思い出してしまいますね。
それだけ、印象深いドラマでした。
今週の好きなシーン・・・
捜査一課の3人が事件現場のラーメン店を出て行くとき、残った神戸と米沢(六角精児)がちょっと目を合わせて軽く挨拶するシーン。
神戸の挨拶の仕方が、決まっていましたね。
公式サイトによれば、9日から最終回スペシャルの撮影に入っているようです。
今シーズンもまもなく終わってしまうんですね。
何だか、寂しいですね。
★これまでの感想
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