「龍馬伝」第12回“暗殺指令”
大河ドラマ「龍馬伝」第12回“暗殺指令”
NHK総合 3月21日放送
オープニングから緊迫したシーンでしたが、龍馬(福山雅治)が血判を押すところでの「ハゲタカ」風味の音楽が嬉しかったりしました。
盛り上がる下士たちと違って、武市(大森南朋)だけは龍馬の迷いを知っているんですね。
後で、それでも心を許せる唯一の友だちだからと言っていましたが、結構切ないものがあります。
高い志を持って成し遂げていくこと、そのために先頭に立って人をまとめていくことの難しさ・・・
吉田東洋(田中泯)へ直訴するシーンでは、徹底的に人格をも否定され、屈辱を味わいますしね。
正直、大森さん(というか「ハゲタカ」チーム)目当てで、観始めたドラマですが、これほど武市を演じる大森さんがクローズアップされるとは思っていませんでした。
もう一人の武市が出て来るまでになると、「チームで、ひいき?」とよけいな心配をしてしまいました。
それも、武市半平太という人が、歴史の中でどれほどの位置にいる人物なのか、まったく知らないせいでしょうが・・・。
NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1
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田中さん、「ハゲタカ」では静かな存在感でしたが、今回は迫力が凄くて・・・
あの加藤さんが鷲津を罵倒して足蹴にしてる!とか、つい思ってしまいました。
まったく別のキャラクターで、別の演技で、俳優って凄いなあ、と改めて思いますね。
弥太郎(香川照之)は結婚して幸せそうですが、そろそろ商売の方に向かっていくようですね。
たまたま観た第二部の紹介映像の中で、商売を始めたものの上手くいかず、一人でノリツッコミをしているシーンがあって笑わせてもらいました。
迷いながらも武市のために土佐勤王党に入った龍馬ですが、新入りの沢村惣之丞(要潤)には見抜かれていたようです。
この人物、過激そうですがいずれ重要な人物になるようですね。
長州藩の久坂玄瑞を演じるやべきょうすけさんは、以前から活躍している俳優さんなんですね。
まったく知らなかったのは、私だけではないでしょう。
このような俳優さんを、重要な役に持ってくるのが今回の大河ドラマの特徴のような気がします。
次にどんな俳優さんが出てくるか楽しみです。
それにしても、この時点で吉田松陰(生瀬勝久)が亡くなっていることに驚きました。
生瀬さんはあの回だけの出演だったわけで、本当に贅沢ですね。
久坂が龍馬より年下には見えなかったので、この時点の龍馬の年齢を調べてみました。
文久2年(1862年)ですから、満年齢26歳・・・
わあっ、と思いましたね。
どうしたって暗殺されるまでのカウントダウンをしてしまいますから・・・。
これからが、本当の龍馬の活躍が見られるわけでもありますが・・・。
正直、龍馬が長州へ旅に出るシーンで、初めて彼を格好良いと思いましたね。
下士たちを抑え切れないで苦悩する武市と、久坂と逢ってやはり思い悩む龍馬と・・・
ラストは、象二郎(青木崇高)が弥太郎に龍馬を、武市が龍馬に東洋を、とそれぞれの暗殺を指令するシーンが平行に描かれて、緊迫感がありました。
こういう凝った面白い映像処理があるので、飽きずに目を離せずに観続けれているような気がします。
来週の第一部完結に向けて、盛り上がってきましたね。
それにしても、青木さんは「ちりとてちん」の草々と同じ人とはとても思えません。
今朝、4月からの第二部の紹介映像を観ました。
撮影はどんどん進んでいるようですね。
新しい登場人物なども出てきて、時代の動きが加速している様子が見えて、とにかくワクワクしました。
とても楽しみです。
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