古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」
NHKで来月放送される、古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」の紹介番組を観ることが出来ました。
たまたまだったんですが、吉岡秀隆さん主演のドラマということで、しっかりと観せてもらいました。
8世紀、大陸に派遣された遣唐使が伝えた思想と価値観が天平文化として華麗に花開き、「日本」という国家のかたちが出来上がりつつあった時代・・・
しかし、その裏では天皇を支える貴族間の政争、また税と飢餓に苦しむ民の姿がありました。
ドラマでは唐から帰国して理想の国づくりに向かって思い、悩み、そして突き進んだ天才・吉備真備、大仏建立を命じた父・聖武帝の背中を見つめ続けてきた阿倍内親王(後の孝謙天皇)、そして二人の最大のライバルとして権勢を競い合った藤原仲麻呂の三人を軸にすえ、そこに生きた人々が繰り広げた愛と憎しみ、野望と挫折の人間模様をダイナミックに描き、日本人とは何かを問いかけます。
<公式サイトより引用>
吉岡さんが吉備真備、石原さとみさんが阿倍内親王、そして高橋克典さんが藤原仲麻呂を演じています。
さすがにNHKですね、セットが大掛かりで豪華です。
原寸大だという大仏(上部だけど)や平城京の市場などが復元されていました。
製作発表は、東大寺の本物の大仏の前で行われたんですね。
奈良の平城京跡に復元された大極伝などでも撮影されています。
当時のファッションも研究を重ねたらしく、それを観るだけでも楽しめそうです。
このあたりに、NHKのドラマ作りは本当に半端じゃないな、と思わせられます。
三人それぞれがインタビューに答えていました。
無口なイメージの吉岡さんがどのようなことをいうか、ちょっとドキドキしていましたが・・・
「主役は大仏、その大仏に翻弄される男を演じます。
1300年前のことなので、つかみどころがないですが、芯の通った、民を思う男を・・・。
みんなが苦しんでいる、どこか今の時代に繋がっているような気がします。
雅な世界へどうぞ、そこには今と変わらない世界があります」
と・・・扮装のまま、答えている間は、なぜか目が丸くなっているのが微笑ましかったですね。
石原さとみさんは、なんとも可愛らしかったですね。
細かなことまでこだわって研究されたファッションのこと、市場のシーンで楽しかったことなどを語ってました。
吉岡さんとの悲恋シーンもあるようです。
高橋克典さんは馬に乗って戦うシーンなどを紹介されましたが、堂々として存在感がありました。
緒形拳さん主演の「翔ぶ男」(1998年・NHK)に出ていて印象に残っていたのですが、「点と線」(2007年・テレビ朝日)ではビートたけしさんとのスタンスが素晴らしいと思い、その後注目している俳優さんです。
その他の配役も豪華です。
國村隼さん(聖武天皇)、浅野温子さん(光明天皇)、草刈正雄さん、市川亀治郎さん、内山理名さん、宮下順子さん、江波杏子さん・・・
楽しみでしかたがありません。
・放送日程
NHK総合テレビ 4月3日(土)前篇、 10日(土)後篇
午後7:30~8:59
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