長嶋一茂さんら二世のお話「ボクらの時代」後編
「ボクらの時代」 “幸か不幸か?二世の憂鬱(後編)”
出演:長嶋一茂(スポーツキャスター・俳優)
石原良純(お天気キャスター・俳優)
小泉孝太郎(俳優)
フジテレビ 3月7日放送
先週に引き続いて・・・
長嶋一茂さん(長嶋茂雄氏・長男)、石原良純さん(石原慎太郎氏・二男)、小泉孝太郎さん(小泉純一郎氏・長男)と、誰もが知っている偉大な父親を持つ3人の鼎談です。
先週の記事はこちらで。↓
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一茂さんの「バカ息子と言われたことがあるか?」で始まります。
新幹線や甲子園球場では何百回、何千回・・・明石家さんまさんにも100回くらい言われたのだとか、かなり鬱憤がたまっているような話し方でした。
二人からは、一茂さんだけが父親と同じ道を歩んだから、と・・・。
一茂さん、野球が好きで進んだ道だけれども、9年間でホームラン18本というような成績で終わってしまったことで、「父親と同じ道を選ぶからには、父親を越せる気概が必要だ」と力説しています。
二世であることの悩みについては、「厳密に言えば親の恩恵を被らないで現存している人はほとんどいない。みんな一緒じゃないか」と思えるようになってから、自然にこういうかたちで親の話が出来るようになり、楽にもなった、と・・・。
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一茂さんも良純さんも、縁があって自然に今の世界に入ったけれども孝太郎さんは自分の意思で入っています。
プロ野球選手になる夢に挫折して、自問自答の日々が続き、父親に相談しないで、決めたのが俳優の道だったようです。
父親が総理大臣という現役の頃に決断し、実行した勇気を、二人が賞賛しています。
孝太郎さん、父親が総理大臣だった5年5ヶ月を「僕の中で、20代はとてつもなく長かったし、父親もあっ生きてるってイメージでしたね」と・・・
「途中で死んでもおかしくなかった。死ぬことも覚悟していたし、引退して安堵感、帰ってきたな、父親が戻ってきたな」と思ったと語っています。
元総理大臣は、マージャンなどでも勝っても負けても延長をしない人で、支持されてもされなくても、5年5ヶ月という期間を最初から決めていたようです。
反骨精神、逆境になったときのスイッチの入り方、追い込まれたときに迎え撃つ精神力を間近に見ていた、とのこと。
引退後に、二男・進次郎氏も含めて三人でゴルフに行き、写真を撮った・・・父親が戻ってきた日のようです。
小泉孝太郎を検索
長嶋茂雄さんの引退の日(1974年10月14日)・・・
一茂さんはそのことを知らずに、父親から誘われた始球式を断わってしまったそうです。
当日、歯医者さんにいて、泣いている歯科技工士から教えてもらった・・・。
いまだに、悔いが残っているような一茂さん。
5年前に長嶋さんが脳梗塞で倒れて、危険な時もあったけれども「不謹慎だけれども、嬉しさみたいなものも複雑にあった。もしかして、親父は自分の元に帰って来るかもしれない」と語っています。
最近元気になってパーティなどに行きだすと、何で!と思ってしまう、とも・・・。
石原良純を検索
父親への溢れるばかりの愛情が感じられる一茂さん、気遣いと尊敬が感じられる孝太郎さんに比べて、良純さんは年長ということもあってか、少し複雑に感じます。
いろいろなことをしてドキドキさせられるけれども、オリンピック招致に失敗して、それでも2020年にもう一回手を揚げないと間に合わない、と普通の人が言えないその発想、ものの考え方を面白いな、凄いなと思った、と語っています。
バイタリティーに溢れている父親との距離を縮めるにはまだ時間がかかるのかもしれません。
最後は又、通る船で水上ラウンジが揺れ、揺れが苦手な一茂さんのパニックで終わりました。
そのにぎやかさの中で、こういう機会だから話が出来る、と二世の重みがポロッと出ていましたね。
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