長嶋一茂さんら二世のお話 「ボクらの時代」前編
「ボクらの時代」 “幸か不幸か?二世の憂鬱(前編)”
出演:長嶋一茂(スポーツキャスター・俳優)
石原良純(お天気キャスター・俳優)
小泉孝太郎(俳優)
フジテレビ 2月28日放送
長嶋一茂さん(長嶋茂雄氏・長男)、石原良純さん(石原慎太郎氏・二男)、小泉孝太郎さん(小泉純一郎氏・長男)と、誰もが知っている偉大な父親を持つ3人の鼎談です。
トークの場所が水上ラウンジということで、船が通る度に揺れるようです。
まず最初に良純さんが気がつき、次に揺れるのが苦手という一茂さんがパニックになるという、何ともおかしな光景から始まりました。
二人は前日も一緒にいたとのこと。
ずっと年下の孝太郎さんが、笑って見ているのがまたおかしい光景で・・・。
父親への想いは、三人三様で・・・
「父親に逢いたかったか?」という良純さんの問いかけが、キャッチボールにまつわる思い出となります。
一茂さん・・・キャッチボールをしたかった。休みになると暗くなるまでやってくれた。
(良純さん、思わず「上手いだろうなあ、当たり前だよね」と独り言)
怖いと思ったことは一度も無い。怒られたことはほとんど無く、プロ野球に入って同じチームになり、サインを見なくて怒られたのが最初。
良純さん・・・逢いたくなかった。一緒にいると怖い。父親がキャッチボールを言い出すと、母親が出てきて付き合わされた。怒られたり、父親が飽きて終わりとなった。
孝太郎さん・・・楽しみだった。月に2、3回だけど、玄関に出るとグシャグシャに頭を撫でてくれた。
それぞれの父親の姿がはっきりと浮かんでくるトークでした。
それにしても、石原都知事は相当怖い父親だったんですね。
興奮して、文句を公共の場で言っているような良純さんに、つい笑ってしまいました。
運動会などに一度も来てくれなかったので、自分も行く気がしない。
どうしていいのかわからないから、とちょっとトラウマのような気がしますが・・・。
対照的に、一茂さんは本当にのびのびと育てられたようですね。
同じ運動会の話で、父親が来たおかげでリレーが中断してしまい、来ないで欲しいと言ってしまった一茂さん。
それ以来来なくなって、そう言ってしまったことにずっと後悔があると語っています。
有名人を親に持つ子供、その子供のことを考える親、それぞれに大変ですね。
孝太郎さんは、父親に話しかけるタイミングを考えてしまう子供だったようです。
現役時代はいろいろな闘いがあっただろうし、一緒にいても緊張感があったけれども、引退した今は、穏やかになり優しく感じる、と・・・。
今は、民間のシンクタンクにいるんですね。
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結婚について・・・
一茂さんは小学生の頃、「ノストラダムスの大予言」で1999年に人類が滅亡するという月の翌月に結婚すると決め、実際にそのとおり実行した。
控えめな孝太郎さんが思わず「奥さんがテレビを観ていたらショックでしょう」と・・・。
良純さんは、「40歳になって結婚していなかったら勘当だからな」と言う父親のアドバイスに納得できると、子供が出来ると父親との距離がわかってくる、と語ってます。
孝太郎さんは、父親に遅くてもいいと言われているようです。
話題は、「父親の老いを感じるとき」「長男と二男の違い」など、止まるところがありませんでした。
一茂さんが、突然「バカ息子と言われたことが何回くらいある?」と言い出し、「自分は何百回何千回もある。これを今日のテーマにしたかった」と言って前編が終わってしまいました。
来週も、そのバカ息子の主張やら、総理大臣として壮絶な時間を送る父親への想いとか、が語られるようです。
それにしても、長嶋茂雄さんの成田山でのエピソード・・・
ファンにサインをしてくれと100万円の束を差し出され、1枚1枚(100枚)にサインをしたと言う。
子供心に疑問を感じたと言う一茂さん。
自分のものであって欲しい父親が、みんなのものであることの寂しさをも語っています。
どう考えても理不尽なことですけど、改めて長嶋さんって凄いなと思いましたね。
こちらは、長年のアンチ巨人ファンですが・・・。
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