「相棒 season8」第18話“右京、風邪をひく”
「相棒 season8」第18話“右京、風邪をひく”
テレビ朝日 3月3日放送
先週はとても面白い展開を見せて、楽しかったですね。
今回は、また趣向ががらりと変わっていて驚きました。
オープニングでは単なる倒叙形式と思わせておいて油断させ(?)、時間が行ったり来たり・・・。
正直、状況を把握するというか、映像をなぞって行くだけで精一杯でしたね。
同じ時間帯のシーンを繋げてみるなど、とても出来ませんでした。
私だけでしょうか?
二度観て、何とか把握できた(かな?)気がしますが・・・。
この話を通常の時間の流れで描くと、ありきたりのドラマになるんでしょうか。
今回、捜査一課の三人の見事な捜査、逮捕シーンを見られたと思ったら、その前に右京(水谷豊)と神戸(及川光博)が別の事件がらみでほとんど解決をしていたというオチでした。
右京が風邪をひいていて、出しゃばらないから1日で解決したと思っている三人。
捜査に大切なのは、やっぱり“足”と“経験の積み重ねによる勘”と“ハート”なんですね。
笑わせられながらも、普段あまり描かれない彼らの一端が見られて新鮮でした。
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殺人、結婚詐欺、盗難と三つの事件が交錯していたんですね。
それを1時間弱で、時間の順序を踏まない方法で描いているわけですから、混乱していても不思議はありません。
殺された西島のマンションの管理人が、捜査一課に対してやたら簡潔な説明をしている、ちょっと不自然な光景など、あとで納得するシーンが多いですね。
筍獲りのニュースや声、犬の散歩をさせている人、などひとつひとつ変に気になるシーンが挿入されているのも混乱の元(複線でしたが)でした。
死体の発見者の冷静な「人だね?」なども、いつもの死体発見パターンとは違っていましたね。
緊張感があり、新鮮でもあり、それが作り手の狙い目だったんでしょうね。
脚本が古沢良太さんですが、嬉しそうにほくそ笑んでいる(?)ような気がしてしかたがありません。
放送と同時に、毎回ある掲示板では実況の書き込みが行われているようですが、今回は皆さん混乱したんだろうなあと、ちょっとおかしくなりました。
今回の好きなシーンは、鑑識課での米沢(六角精児)と神戸との会話の後にある微妙な空気、そして、右京の咳き込みにすかさずマスクをする米沢・・・。
樫山(東風万智子)に対して、被害者は人と繋がっていたと、静かに諌めたり、少女にはおじさんは仕事で遠くへ行っていると伝えたり・・・。
こんなにややこしい内容の中に、ちゃんと右京の優しさが表現されていましたね。
今回のゲストは、東風万智子さん(旧芸名・真中瞳)。
女優としての姿を初めて観ましたが、本当に久しぶりです。
ラストのクレジットにたまき役の益戸育江さんの名前があり、どこにいましたっけ?と一瞬驚きましたが、登場はその後でした。
神戸は「花の里」にすっかり馴染んでいますね。
ただし、右京とはまだまだ離れた席ですが・・・。
結局、右京の風邪を移されたような神戸ですが、皮肉交じりに対等にやり合える、二人の会話が好きですね。
来週がseason8の最終回で、その予告編が気になりました。
まさか神戸がこのシリーズで終わりなどということは無いでしょうね。
ゲストの水野美紀さんには、レギュラーになってほしいですが・・・。
楽しみと不安と、ちょっと寂しい最終回がやってきます。
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