「龍馬伝」第16回“勝麟太郎”
大河ドラマ「龍馬伝」第16回“勝麟太郎”
NHK総合 4月18日放送
オープニングの千葉道場、佐那(貫地谷しほり)と重太郎(渡辺いっけい)とのシーンは、4年前?の蒸し返しみたいでしたね。
ここのところ、武市(大森南朋)が前面に出過ぎている感じが、さすがの大森びいきの私にもあったのですが・・・。
時代は騒然としているようなのに、龍馬(福山雅治)が出てくると、あまり緊迫感が無いですね。
まだまだ、成し遂げるべきことへの途中ということでしょうが・・・。
それにしても、龍馬は人に恵まれているというか、周りに育てられている感じがします。
あくまで、龍馬関連の知識が無い者の、ドラマの中だけの印象ですが・・・。
龍馬と勝麟太郎(武田鉄矢)の初対面のシーンは面白かったです。
お互いに、別の意味で相手に大きな期待をしていたために起きている咬み合わなさに・・・。
これ以降、地球儀が何度も出てきて、ちょっと笑わせながら、勝自身の理想がなかなか理解されない哀しさみたいなものもありましたね。
ラストで、それは報われるわけですが・・・。
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長次郎(大泉洋)が、勝の弟子となっていたことにも驚きました。
それも、あれこれ伝手を頼って、やっと勝の前にたどり着いた龍馬と比べて、すんなりと弟子になっていましたから・・・。
弥太郎(香川照之)の一言で江戸に勉強に出てきていたことも・・・。
弥太郎は材木の商売を始めることがわかりましたが、登場はそのシーンだけでした。
幕府も藩も要らない、という龍馬の考え方を武市から聴いた勝は、再度龍馬と会うわけですが・・・
勝の前で必死に自分の答えを探す龍馬・・・
「異国の技術を学んで取り入れ、強い軍艦を作り、そのほかのものも取り入れて異国に張り合える文明を作れば、戦いをしなくても攘夷を成し遂げることが出来る」
勝と同じ考えかたにたどり着くわけですが、それを見守っている長次郎のまなざしが印象的でした。
龍馬という人は、どこまで人に好かれているんだろう、と思わせられたものです。
咸臨丸への感動も、当時ならそうなんでしょうね。
観ているこちらは、龍馬の感動よりも、あの船やセットはどのようにして作った(用意した)のだろう、CGはどこに?などよけいなことに興味がいってしまいました。
それに、龍馬は咸臨丸の実物に感動していましたが、私などは勝が語るアメリカへの渡航話に感動しましたね。
武田さんが熱く語るのは、好き嫌いがあるでしょうが、やはり説得力があります。
今回は、武市も岡田以蔵(佐藤健)も、悲劇に向かっていく前の、定着感があるのが何とも悲しいですが・・・。
ジョン万次郎役でトータス松本さんが登場、楽しそうで儲け役みたいですね。
印象的だったのは、慶喜役で登場の田中哲司さん、気になる俳優さんですが、眉毛が薄いのには驚かされました。
その上、今回の力強い主張と違っていずれ失態を演じるようですが・・・先のことをナレーションで語ってしまうのがちょっと引っかかりました。
それでも最後の将軍になるんですね。
そして、たびたび登場している三条実美(池内万作)さん、あの公家役があまりにもはまりすぎていて笑ってしまいます。
次回は、武市が危なくなるんですか?
いつかまた逢える DVD-BOX
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