「龍馬伝」第17回“怪物、容堂”
大河ドラマ「龍馬伝」第17回“怪物、容堂”
NHK総合 4月25日放送
勝麟太郎(武田鉄矢)やジョン万次郎(トータス松本)に巡り会って、龍馬(福山雅治)が生き生きしているのがいいですね。
日焼けして汚れ気味で、個人的には、ここに来てやっと龍馬に慣れてきた感じがしています。
遅いかもしれませんが・・・。
スケールの大きな万次郎とのやりとりのシーンは結構好きですね。
大統領の選び方ひとつ取っても、龍馬にとっては衝撃的で胸膨らむ思いだったのでしょうね。
こちらまで嬉しくなりました。
船上のシーンには、ふと「パイレーツ・オブ・カリビアン」(2003年~)とか「タイタニック」(1997年)を思い出したりしましたが・・・。
龍馬という人は、人に恵まれた人なんだなあ、と思わせられます。
勝の行動に嬉々として付いていきますが、勝にしても龍馬に触発されたということもあるのでしょうね。
勝の、海軍操練所作りのための各藩巡りのシーンでは、一瞬勝が主役かと思いましたが・・・。
勝が土佐藩の容堂(近藤正臣)に龍馬の脱藩の許しを請いますが、その回答は得られましたか ?
シーンが変わってしまって、観る側には中途半端に終わったように思わせておいて、続きはラストへ持っていきましたね。
武市を毛嫌いする容堂に、つい龍馬がかばってしまう、というシーン・・・
タイトルどおりの容堂の怪物ぶり、それに龍馬の主役ぶり?が出ていて、盛り上がっていました。
それにしても、近藤さんが凄いですね。
アップで、それも斜め上から撮っているので、より底知れない怖さを感じさせました。
その近藤さん、昔はピアノの鍵盤の上に乗って足で弾いたり(柔道一直線)、タキシード姿でバラの花束を抱え、二階から飛び降りたり(CM)、なんていうシーンがありましたね。
わかる人にはわかることですが、懐かしいです。
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志に真っ直ぐすぎて、嫌われる武市(大森南朋)ですが、その志のために自分を売り込んだりもするんですね。
その出世をねたむ者があり、それをまた以蔵(佐藤健)が斬る・・・以蔵はどんどん泥沼に入り込んでいきますね。
武市の部屋の前で障子を開けたときの、斜め上からのカットがまた面白くて、こちらは以蔵の苦しみをちょっと忘れてしまいました。
武市と収二郎(宮迫博之)が酒を酌み交わす(武市は、お茶)シーンがありますが、久しぶりに武市の笑顔が見られました。
結局、収二郎だけが唯一の友ということでしょうか。
土佐の妻・冨(奥貫薫)へ手紙と、絵を描いた扇を送っていますが、受け取った冨の表情が複雑だったのが印象的でした。
奥貫さん、土曜ドラマ「外事警察」でも、夫(渡部篤郎)が公安の仕事をしていたことを知って家出をするものの戻ってきて、平凡な生活をするという夫の言葉に、何とも複雑な表情をしていましたね。
旅立つ龍馬をめぐる千葉道場のシーンは、感動的ですが二度観した感じがしました。
龍馬の生き方を理解して送り出す、ということでしょうが、生涯剣一筋に生きていくと語る佐那(貫地谷しほり)が切ないですね。
土佐では、弥太郎(香川照之)が坂本家に借金の依頼・・・
弥太郎は相変わらず口が達者で、同じ言葉を3度ずつ繰り返すシーンがあって、笑わせられました。
「ハゲタカ」(2007年)の、“買い叩く”3連呼を真似たわけではないでしょうが・・・。
龍馬の近況を聞きたい家族は相変わらずで、龍馬は本当に愛されていますね。
兄・権平(杉本哲太)など、すっかり龍馬の考え方を受け入れていますし・・・。
それにしても、弥太郎の依頼を受けるのが意外でした。
次回は、いよいよ海軍操練所作りに進んでいくんですね。
先日、たまたま「和の極意 古地図で巡る龍馬の道」(NHK教育)で、石原良純さんが
古地図を持って操練所跡を訪ねている映像を観ました。
何だかんだ言いながら、龍馬関連の番組を観ていますから、ハマっていると言えるのかもしれません。
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