「ボクらの時代」小林旭&浅丘ルリ子&なかにし礼さん(その2)
「ボクらの時代」“銀幕スターの品格”後編
出演:小林旭(俳優・歌手)
浅丘ルリ子(女優)
なかにし礼(作家)
フジテレビ 4月11日放送
小林旭さん、なかにし礼さんのデビュー前からすでにスター女優だった浅丘ルリ子さん。
憧れていた浅丘さんが、誰にも分け隔てなく接する人だったから、自分に気がある?と誤解する人が多かった、と当時を振り返ります。
本人は、大きな目で瞬きをしないから誤解されたのかも、と・・・。
なかにしさんが銀幕スターのパワーを語り、小林さんは浅丘さんの女優として責任を果たすことを知っていることが素晴らしい、と絶賛しています。
なかにしさんからは、当時の芸能界と文学界の遊び方の違いについて・・・
役者の遊び方には、片岡千恵蔵さんや嵐寛寿郎さんなどの伝統的な豪快な遊び方があり、石原裕次郎さんや勝新太郎さん、そして小林旭さんへと続いていた。
小林さんからは、豪快にならざるを得なかったのは、からみの人たち(脇役やスタッフという意味?)がいたからだ、と・・・。
作家の遊び方は、吉行淳之介さんなどの流れを踏襲して地味である。
作家が孤独な仕事であるからだろう、と・・・。
流れで、かなり赤裸々な話になり、タイガー・ウッズへの同情なども飛び出しています。
小林さんが美空ひばりさんとの結婚と離婚を語っています。
実際には入籍していなかったようです。
「いっぺんは惚れてくれたんだと思いますよ」と、そして「仕事を手掛けていくおふくろさんの情熱と俺というのを比較したら、おふくろさんの情熱には勝てなかった」と・・・。
浅丘さんはマージャンが大好きで、ひばりさんとも遊んでいたとのこと。
ひばりさんは、マージャンに興味が無い小林さんの前ではその話さえ一切しなかったというエピソードも・・・。
マージャン好きの浅丘さん、相手が佐久間良子さん、加賀まりこさん、山本陽子さん、そして市川団十郎さんと、豪華な名前が次々と飛び出していました。
最後は借金話で・・・
昭和42年以降、ゴルフ場経営などの事業拡大で巨額の借金を抱えた小林さん。
華やかに歌を歌っていた裏側で、手形を回収するのに全国を追いかけていき、真冬に相手の家の前で一晩待ったり、地上げ屋で行って10円15円を値切って、天下の小林旭がと言われたり・・・
返す5億円の上で寝たこともあった、と語ります。
なかにしさんは実兄の借金の肩代わりをし、6千万円の返済に追われた当時を語り、終わってみればやり遂げた感じはある、と・・・。
二人とも、失意の日々で学んだこととして、“映画しかない”“書くしかない”と語っています。
関連記事です。
言葉の味、話の味~小林旭さんたち、銀幕スターの品格「ボクらの時代」
言葉の味、話の味~小林旭さんたち、銀幕スターの品格「ボクらの時代」その2
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