「龍馬伝」第22回“龍という女”
大河ドラマ「龍馬伝」第22回“龍という女”
NHK総合 5月30日放送
投獄されて、仲間が拷問を受ける武市(大森南朋)・・・
京の街を逃げ回る以蔵(佐藤健)・・・
何とも重たい展開で、観ているのが辛いですね。
実際のところ、武市は1年以上も投獄されたと聞いたことがあるので、この描写が延々と続くようでは視聴者も逃げてしまうのでは、などと思ってしまいました。
以蔵も、傷を負いながらなつ(臼田あさ美)に逢いに行っても、彼女の恐れを知り結局迷惑を考えて、雨の中に出て行く、という切ない展開で・・・
佐藤さんの人気が益々上がっていくのがわかりましたね。
先週出演した「土曜スタジオパーク」を観ましたが、ファンの熱気が感じられました。
VTRで大森さんが出演していましたが、こちらもインタビューにかなり慣れてきているようです。
佐藤さんは、福山さんや大森さんたちに可愛がられているようですね。
実年齢が離れているので、役柄的に無理があるではないか、と言われていたようですが、それが逆に魅力的な以蔵になっていると思います。
これまでは、以蔵という人は、人斬りのイメージしか無かったですから・・・。
以蔵を追う新選組が前回から登場して、近藤勇役が原田泰造さん。
藤原紀香さんとの「ツレがうつになりまして。」(2009年・NHK)が印象に残っています。
当然ですが、「ネプリーグ」などの原田さんとは違います。
修二郎役の宮迫博之さんもですが、お笑い芸人さんは凄いですね。
このままで、あまり変化の無い回に終わりそうだったのが、後半の突然のお龍(真木よう子)の登場でした。
サブタイトルで、わかっていたことではあるのですが・・・。
真木さんの作品を観るのは初めてなので、最初は彼女と気がつきませんでした。
声が低いのは、役のせいでしょうか。
それにしても、このドラマはメイクにもかなりこだわりがあるようですね。
お龍に差し出した五両・・・
ここで、龍馬(福山雅治)が、恵まれて育った自分、それでいてまだ何も成し得ていない自分を語っています。
何だか、ここに来て、初めて人間らしい龍馬を観た気分になった私は遅いんでしょうか。
なつの頼みもあって、以蔵を探し回り、やっと逢えたものの・・・
以蔵は、武市に利用されてきたことをわかっていながらも、その武市に逢いたいと訴えていますね。
以蔵の思いも切ないですが、それでもその以蔵を守るために新選組と闘う龍馬も何だか切なかったんですが・・・。
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弥太郎(香川照之)の出番は、ワンシーンだけ。
それでも、ホッと息がつけます。
武市を全面的に信じ、彼の釈放を祈る乙女(寺島しのぶ)に対して、容堂(近藤正臣)の武市に対する気持ちを言い当てている弥太郎・・・
言い当てすぎて、つい“語り手だから、ね”と思ってしまいました。
気になったのは、ところどころに洋風の音楽が聴こえたこと。
弥太郎のシーンは、定番になっていましたが・・・
今回は、拷問のシーンから外国側の要求がエスカレートしていくシーンのバックに流れたフラメンコ風の音楽に違和感がありました。
映像の方は凝っていましたね。
武市の牢なども凝った撮影をしていましたが、特に印象的だったのは以蔵のシーンでした。
新選組と斬り合うシーンの、竹やぶにある稲荷明神の旗の赤い色・・・
捕まるシーンの干されている傘や布・・・
様式美のような感じが好きですね。
事態は大変な状況なんですが・・・。
来週は、以蔵が武市に逢えるようで、何だかホッとしたりしています。
どんどん悪い状況へと向っているとわかっていてもですが・・・。
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