「チェイス~国税査察官~」第5回“史上最大のスキーム”
土曜ドラマ「チェイス~国税査察官~」第5回“史上最大のスキーム”
NHK総合 5月15日放送
廣川(実は村雲・ARATA)に、「あなたにはこの世界を憎む権利がある」と言われた春馬(江口洋介)・・・
ここに来て、「村雲、俺はお前とは違う」とはっきり言える展開になりましたね。
やっと対等というか、逆転の構図になってきました。
このドラマが始まる前には、両者対等で脱税ゲームが展開されるものと思っていましたから、何だかやっとホッとしたりしていますが・・・。
二人の過去や生活が描かれた部分が重要で、そのことがこのドラマをより深いものにしているのでしょうね。
ボリビアの炭酸リチウム採掘所に、マフィアを使って火事を起こさせ、株価を暴落させる・・・
なんと凄い計画でしょう。
村雲が、犠牲者が絶対出ない、と言い切っていたのが不思議でした。
ウォン(大浜直樹)を信頼していたということでしょうか。
ARATAを検索
今回は、ウォンとの電話のシーンが印象的でした。
マフィアに追いかけられて、村雲との電話の向こうで自殺をするウォン・・・
「楽しかったね」
たとえ悪事の仲間であっても、二人の間は、特に村雲にとってはかけがえの無い人であったことがわかるシーンでした。
次の日に観た「龍馬伝」“収二郎、無念”の、武市(大森南朋)と収二郎(宮迫博之)のシーンと印象がダブりました。
何より、春馬と娘・鈴子(水野絵梨奈)との関係が修復できたことに、ホッとさせられましたね。
旅館で、母親が事故の時に何を思ったか、とお互いの思いを語り合い、涙するシーンには泣かされました。
廣川の影響で始めた株で大損をしたけれども、それ以上のもの、確かなものを取り戻せた様子に何ともしみじみとしたものです。
村雲は、檜山(斎藤工)の子、実は自分の子に、正道(中村嘉葎雄)の遺産を相続させて、歌織(麻生久美子)とともに海外へ行こうと・・・
預金を引き出せず不審に思った檜山と、出かける歌織が遭遇するシーンにはハラハラしました。
考えてみたら、どっちもどっちなんですが・・・。
斎藤工を検索
ボリビアの事故の連絡が入らず焦る、かと思えば、正道の生命維持装置を外す指示を出して苦悶する村雲・・・、結局騙され続けている檜山・・・、意外にも村雲との平穏な日々を待っているような歌織・・・
敵側といっても、それぞれの思い、動きがあって目が離せませんでした。
それに対して、完全に春馬は追撃体制になりましたね。
空港のアナウンスでは、村雲の母親の名前で、子ども時代の名前が呼ばれます。
母親は生きていた、という驚きの事実。
それに絡む人物として、誘拐事件当時の警官・谷山努役で平田満さんが登場・・・
大詰めも大詰め、ここに来ても誰一人無駄な人物がいない、という構成が凄いですね。
来週、どんな結末を迎えるか、予想が出来ないだけに、楽しみでしかたがありません。
ARATAさんの素の姿を見たいものだと、改めて思いました。
「スタジオパークからこんにちは」を観られなかったのが、今更ですが残念でなりません。
公式サイトでインタビューがアップされています。
江口洋介を検索
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