NHK「青春の言葉 風街の歌~作詞家松本隆の40年~」
昨日26日の、音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌~作詞家松本隆の40年~」(NHK総合)を観ました。
松本さんの名前だけは知っていましたが、顔を見たのは初めてです。
若い頃からの写真も紹介されていましたが、想像以上におとなしやかな人なんですね。
番組では、70年代から今までのたくさんのヒット曲が映像とともに次々と・・・。
歌っている人たちとの世代は違っても、知っている曲ばかりで楽しいものでした。
中でも、近藤真彦さんの溌剌として歌い踊るシーンを、畳み掛けるように観せられると、今の彼は良い歳のとり方をしているなあと改めて思ったりもしました。
松本さんがプロデュースまでしていた、松田聖子さんについては今更言うことも無いですね。
松任谷由実が出演して、二人で取り組んだきっかけなどを語っています。
松本隆に捧ぐ-風街DNA-
↑ 40周年を記念したリスペクト・アルバム(福山雅治・綾瀬はるか・徳永英明他)
松本さん、現在60歳で、作詞家生活40周年。
若い頃から同じような、ピュアな世界を書いているように見えるのですが・・・
これって凄いことですよね。
若い頃の黒髪の写真と、今静かにインタビューに答えている白髪混じりの姿の松本さん。
気負った感じがまったく無いままに、ひとつの世界を持ち続けている様子が印象に残ります。
それにしても、こうしてみると、私だけなのかもしれませんが・・・
どの曲もメロディで覚えていて、詞を覚えていないのです。
松本さんと世代は近くても、歌っている人たちとはまったく違うせいでしょうか。
言葉にこだわった別ブログを書いているのに・・・。
別ブログ ⇒ 言葉の味、話の味
ただし、吉田拓郎さんだけは別です。
「今日までそして明日から」はもちろんですが、思いを搾り出すようにして歌う「言葉」とか、広島弁で歌う「唇をかみしめて」とか・・・。
作る人と表現する人が一緒であることと、別作業になることの違いですかね。
どちらにも、大きな魅力はあるとは思います。
と、ここまで書いてから、驚くことがありました。
吉田拓郎さんのアルバム「ローリング30」の詞のほとんどが松本さんでした。
特に「言葉」の詞は松本さんのものでした。
ただピュアな世界を書くだけの人ではなかったんですね。
印象だけで語ってしまった自分を反省しています。
それにしても、番組内では吉田拓郎さんの名前は一切出てこなかったんですが・・・。
『松本さんが、拓郎さんこんな詩好きでしょって書いたローリング30から始まり、最後まで無駄もなく、傑作ばかりの名盤です。すばらしい歌詞に負けなかった拓郎も偉い、爪にしろ、言葉にしろ、恋唄にしろ、外は白い雪の夜にしろ、拓郎は負けなかった・・・しかしどうしてこんな詩が書けるのかね?』 <アマゾン・レビューより引用>
よろしかったら、こちらもどうぞ。
⇒ 言葉の味、話の味~時を超える詞 「青春の言葉 風街の歌~・・・」
余談ですが・・・
薬師丸ひろ子さんの映画「探偵物語」(1983年)や「Wの悲劇」(1984年)のシーンが流れた時には釘付けになりました。
「探偵物語」はラストの空港でのシーン・・・松田優作さんが薬師丸さんにキスをするシーンでした。
当時、製作発表記者会見で、松田さんが「薬師丸ひろ子は私がいただきます!」と宣言したのはこのシーンのことだったんでしょうね。
大変なアイドルだった彼女のファンに宣戦布告をしたようなもので、松田さんらしくって好きなエピソードでした。
「Wの悲劇」は、やはりラストの涙を浮かべながら微笑み、スカートを持って挨拶をするシーン・・・永遠の青春映画です。
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