小椋佳ライブ! 「ラジオ深夜便」
「ラジオ深夜便」5月12日・午前3時台〔にっぽんの歌こころの歌〕
放送開始20年!ラジオ深夜便スペシャルから(4)
作詩・作曲家 小椋佳ライブ!
<H22.3.20NHKホールで収録>
珍しく、小椋佳さんの歌を聴きました。
デビューして40年、去年から高齢者になった、と言って観客を笑わせています。
あまりテレビに出演しなかったので、寡黙な人かと思っていましたが、軽妙なトークが意外でした。
声も相変わらず伸びやかで、年齢を感じさせません。
作詩作曲に歌、そしてエリート銀行員だった頃は、天は二物も三物も与えるんだなあ、と羨ましくも思ったものです。
音楽活動と本来の仕事をきっちりと分けていて、特別な存在でしたね。
確か、銀行を退職した後はまた大学へ行ったはず・・・羨ましい限りでした。
そんな小椋さんも9年前にがんになり、それを乗り越えて今があるんですね。
ほとんど中高年に違いない観客に、冗談交じりにかける言葉がしみじみとしていました。
披露した“もう”と“まだ”の詩・・・
観客への応援歌になっていましたね。
「シクラメンのかほり」誕生の話・・・
当時、詩も曲も歌うこともすべてこなしていることが、生意気だと言われていたそうです。
テレビなどに出なかったこと以上に、そちらへの非難があったんですね。
それで、布施明さんへ「シクラメンのかほり」を提供して、大ヒットしました。
後日談もあって・・・
布施さんが喜んで、ぜひお礼をと言ってくれて、内心期待していたのに音沙汰がないまま・・・
ずっと後になって、そのお礼とは、当時勤めていた銀行へ預金をしてくれたことだったことがわかったそうです。
「シクラメンのかほり」を聴くと、個人的に必ず思い出すことがあります。
昔、萩本欽一さんの番組「欽ちゃんのドンとやってみよう!」(フジテレビ)のハガキのコーナーで読み上げられたもの。
“疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく”
の“時”を“とき”という名前のおばあさんに変えていました。
マラソンで、おときばあさんが若い二人を追い越してゆく・・・バカウケでしたね。
<曲目リスト>
さらば青春
少しは私に愛を下さい
愛燦燦
祭り創り
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