「龍馬伝」第24回“愛の蛍”
大河ドラマ「龍馬伝」第24回“愛の蛍”
NHK総合 6月13日放送
オープニングが、新選組の池田屋襲撃のシーン。
やはり、実際に撮影はしていたんですね。
前回は見事に省略、今回は映像として出す、こういう方法もあるのだと納得させられました。
それにしても、サブタイトルの“愛の蛍”って何だろうと思ったのですが、武市(大森南朋)と妻・冨(奥貫薫)のことでしたね。
切なくて、綺麗なシーンでしたが・・・
正直、二人のシーンは、捕らえられることを覚悟して語り合うシーン(第21回“故郷の友よ”)で終わって欲しかったですね。
坂本家で、乙女(寺島しのぶ)に二人のことを語らせるという念の入れようでした。
大森さんのファンですが、視点がずれているような気がしないでもないです。
何より、東洋暗殺の真相を知るための以蔵(佐藤健)への拷問シーンなど観たくないんですけどね。
坂本龍馬(福山雅治)の短い生涯を大河ドラマで描こうとすると、ゆっくりと時間軸を追って、周囲も丁寧に描かないといけないんでしょうか?
「岩崎弥太郎伝」としていたら、もっとスピーディな動きのドラマになっているような気がしてきました。
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と、文句たらたらですが・・・
印象的なシーンも多かったんです。
龍馬がお龍(真木よう子)の家に隠まわれて・・・どこにいても誰にでも好かれる龍馬・・・
龍馬の好意に相変わらず頑ななお龍ですが・・・
池田屋で死んだ亀弥太(音尾琢真)に心を残している龍馬に「志を貫いたのだから褒めてあげないといけないのでは・・・」というお龍。
優しさだけでは大事を成し遂げられないと、いまだに甘い龍馬へ言葉をかけるお龍に、“だから、この人なんだ!”と思ってしまいましたね。
このあたりは、ものすごく納得してしまいました。
弥太郎(香川照之)まで使って、武市にはかせようとする後藤象二郎(青木崇高)。
明治まで活躍した人なのに、あまりに一人悪役という感じなので、ちょっと調べてみました。
政治姿勢の転換をして、龍馬と組んだり、容堂(近藤正臣)とともに大政奉還に関わっていくんですね。
ということは、この先に怒涛の展開を見せるということですよね。
それにしても、牢の武市をかぶせながらの容堂の動きがよくわからないのですが・・・
おびえなのか、迷いなのか・・・深山宗林として大和田伸也さんが意味ありげに登場しました。
2人のお茶のシーンは俯瞰で撮っていて、相変わらず凝った撮影です。
お龍が父親のことを打ち明けるシーンの音楽は宗教音楽みたいだったし、新選組がお龍の宿に攘夷派の探索に来たシーンには、胸の鼓動のような音が流れましたね。
武市と冨と蛍のシーンから、弥太郎夫婦と子ども、お龍、そして亡き母に似た女性を見かけた龍馬・・・と流れるラストシーンは好きです。
それにしても、弥太郎の妻・喜勢役のマイコさん、たくましい上にこのところ母性を感じさせるシーンがあって存在感が増しましたね。
先週の「あさイチ」で、福山さんへのインタビューを観ました。
長崎での撮影の最中らしく、龍馬の扮装で、今の映像より大人びた印象でした。
今の汚い着物を観ているせいでしょうか、格段の違いがありましたね。
トークが上手いとは聞いていましたが・・・
MCの井ノ原快彦さんたち3人を相手に、あくまで自然体らしく、それでいてちゃんと空気が読めて、要求されていることを瞬時に読めて答えられる賢明さがあって・・・
かなり長い時間だったにもかかわらず、撮影の疲れも見せずリラックスして、楽しいトークが聴けました。
今の龍馬よりずっと大人で、格好良かったですね。
人気があるわけがわかりました。
何より、ひとり侍姿なのに、緑をバックに他の3人と並んでいて違和感がないのが不思議でした。
それだけ堂々として、似合っていたということでしょうが・・・。
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