「鉄の骨」第2回“生き残りゲーム”
土曜ドラマ「鉄の骨」第2回“生き残りゲーム”
NHK総合 7月10日放送
前回で落札に失敗した遠藤役の豊原功補さん、責任を取っての異動で、これで出演終わりですか?と驚いてしまいました。
談合のボスの車を追いかける豊原さん、格好良かったんですが・・・。
「ハゲタカ」(2007年)の大森南朋さんのようになると期待していたんですが・・・。
原作を知りませんが、戻ってくると思いたいですね。
遠藤に後を託された平太(小池徹平)ですが、悩みながらも巻き込まれていきます。
それに違和感を感じる恋人の萌(臼田あさ美)と少しずつ気持ちがズレ始めていますね。
そこにタイミングよく?現れたのが宅間孝行さんが演じる園田・・・
同僚だし、大人だし、正論を言うし、で平太には不利な展開ですね。
べたな展開ですけど・・・。
どんどん闇の奥へと入り込んでいく平太ですが、すでに、第1回のオープニングのまっさらな青年らしさから離れていってます。
観ている分には、今、そしてこれからの彼に興味が沸きますね。
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2枚組
小池徹平を検索
遠藤が心配した西田役のカンニング竹山さん、単純なのに訳知り顔で、プライドだけはある食えない性格のようで、その嫌らしさが妙にハマッています。
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寺島進さんが下請けの会社社長で、ちょっと珍しい役です。
結局、談合により振り回されて、閉鎖に追い込まれますが、昔かたぎで恩義に応える人、情を大事にする人で悲哀を感じさせます。
会社が立ち直れるかもと期待を持たせてしまった、まだまだ甘かった平太にも優しいですから・・・。
閉鎖を新たな旅立ちと言える社長に泣けます。
その祝い?の肉が、実は尾形常務(陣内孝則)からのものだったわけですが、このあたりも平太にはとてもかなわない大人のやり方ですよね。
高橋一生さんが千葉ゼネコン・トキワ土建の若社長役で、こちらも意外ですね。
地方から談合拒否の姿勢で入札に参戦するわけですが、その入札のシーンが結構緊張感がありました。
あんなふうにするんだ、と勉強にもなりましたが・・・。
彼が今の姿勢を貫くにも大変な苦労があったことがわかりますが、いつもぴったり寄り添っている部下(渡辺哲)がちょっと不気味ですね。
なぜ参入できたかが謎のままの入札開始でしたし・・・。
今の姿勢を貫くために、何かをやっていそうな気がします。
それがまた別の悪だったりして・・・法律のぎりぎりの範囲ですかね。
高橋一生を検索
「お宅をつぶそうとしている」という尾形への電話の声は、真屋建設の志賀廣太郎さんじゃないでしょうか。
あの響く声は隠しようもないですから・・・。
同じ日の昼、陣内孝則さんが出演した、「土曜スタジオパーク」を観ました。
尾形常務役とはまったく違う、いつも観せるサービス満点の陣内さんがいました。
俳優さんって凄いなと思わせられました。
イメージを壊す、とバラエティなどへの出演を拒否する人もいるのでしょうが、中途半端じゃない取り組み方をすれば、両方が引き立つような気がしましたね。
陣内さん、あまりにおしゃべりに熱が入り過ぎて、談合を正当化するような話に行ってしまわないか、ちょっとハラハラしましたが、さすがに大人でした。
このドラマを“やくざ映画のようなもの”と言っていましたが、なるほどと思わせられました。
ますます楽しみになっています。
これまでの感想 第1回
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