「龍馬伝」第29回“新天地、長崎”
大河ドラマ「龍馬伝」第29回“新天地、長崎”
NHK総合 7月18日放送
第三部の始まりとして、まず成功した弥太郎(香川照之)が出てくるのは予想できましたが、まさか佐那(貫地谷しほり)が出てくるとは、と驚かされました。
その見せ方もケレン味を感じさせて・・・。
先週の第二部の最後も、今回も演出が大友啓史さんですね。
やっぱりね、という感じです。
逆光を多用する撮影方法も戻ってきたようで・・・。
その後、佐那は灸師に、兄重太郎(渡辺いっけい)は京都で役人になっているんですね。
時代の急激な変化がわかりますね。
佐那は、相変わらず龍馬一筋で、そこだけは変わっていないようですが・・・。
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今回は、舞台が長崎に移ったこともありますが、新しい登場人物がいっぱいで、わくわくしました。
高杉晋作役の伊勢谷友介さん、存在感たっぷりで、観入ってしまいました。
声が良くて、彼だけ切り取られたような、独り舞台を観ているような気がしたものです。
演出の大友さんとは「白洲次郎」(2009年・NHK)で一緒だったせいでしょうか、よけいに生き生きとして見えたんですが・・・。
同じ長州藩士・井上聞多役の加藤虎ノ介さん、うちの古いテレビではもう一人とどちらなのかよくわからなかったですね。
今後の出番を期待しています。
龍馬たちが、グラバー(ティム・ウェラード)に断られた船の調達に、とにかく引田屋に行き、津和野藩(実は長州藩)の部屋に突然乱入するシーンなど完全にケレン味たっぷりのシーンでしたね。
その後は、龍馬(福山雅治)たちやら、長州藩士、薩摩藩士が入り乱れて、テレビのカメラでよく撮影できたものだと感心したりして・・・。
幕府に逆らい独立を考えている高杉の長州、対立する西郷吉之助(高橋克実)率いる薩摩、間に入る龍馬・・・
活気があって、結構面白いシーンでした。
芸者のお元役の蒼井優さん、可愛いなあと観ていたら、緊迫したやり取りの中で一人様子が怪しくて、長崎奉行(石橋凌)のスパイだったんですね。
本田博太郎さん(商人・小曾根)も登場していましたが、「ハゲタカ」(2007年)ファンなら知っているグラバー役のティムさんに、つい注目してしまいました。
これまで登場した外国人と違って、かなり重要な役ですね。
外国から攻められる危機感が無い日本人をあざ笑いながら、儲けるだけ儲けようとしています。
危機感があるのは龍馬だけという設定なのでしょうが、いまひとつそれを感じないのは私だけでしょうか、ね。
新登場の人物たちが、それぞれに一癖も二癖もありそうなので、よけいに龍馬たちの軽さが気になったりして・・・。
すべてはこれからなのでしょうが・・・。
ふと、弥太郎が商売で成り上がっていく姿の方を見たい、と思ってしまいました。
今回は、初登場の俳優さんへの興味と、引田屋のごちゃごちゃしながら緊迫していたシーンが印象に残った回でした。
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