拍手、拍手、拍手 「ゲゲゲの女房」
今日は、「悪魔くん」が初めてテレビ放送される日が描かれていましたね。
みんなが一緒にテレビを観る、その時間を待つ、という何とも言えないワクワク感を久しぶりに思い出しました。
竹下景子さんと風間杜夫さんが登場するまでの外し具合、そして登場してからの更なるにぎやかさが何とも楽しいものでした。
その上に、たった15分の間に、茂夫婦(向井理、松下奈緒)が関わったたくさんの人たちが、それぞれの場所でそれぞれの思いで観ているシーンが挟まれました。
漫画家を挫折したけれど家族で幸せそうだったり、一人落ちぶれた出版者だったり・・・
あのいつもいい加減な浦木(杉浦太陽)さえ、素直に喜んでいたりして・・・。
放送終了後に、村井家でももちろん、それぞれの場所で、みんなが拍手、拍手、拍手・・・。
あくまでドラマですけど、何ていい人たちなんだろう、と思いましたね。
他人の成功を心から喜んでいる様子が伝わってきましたから・・・。
それに、あの拍手は茂だけに向けられたものではないですよね。
彼に関わってきた人たちへの拍手でもあったと思うし・・・。
だからかもしれないけれど、一番感じたのは、たくさんの拍手の中で、茂だけは拍手が出来なかったということ・・・
ひざを叩いていましたけど・・・。
それだけに、水木しげる夫妻のこれまでがどんなに大変な苦労の積み重ねであったのか、ということを改めて思い知らされました。
思いの深さのようなものが伝わってくるシーンでした。
浦木の祝い品(実は景品)の包みを開ける茂を、何気なくサポートできている布美枝が素敵でしたね。
放送後に、戌井(梶原善)に電話する茂のシーンも良かったですね。
どんなときにも、一番大切なことをきちんと大切にしている、という感じが素敵でした。
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