「龍馬伝」第31回“西郷はまだか”
大河ドラマ「龍馬伝」第31回“西郷はまだか”
NHK総合 8月1日放送
龍馬(福山雅治)の秘策“薩長連合”が具体化していくわけですが・・・。
やっぱり、亀山社中と名づけた仲間たちののん気さが気になります。
日本を変える!という意気込みだけですからね。
龍馬が頑張っているときに遊んでいて、お元(蒼井優)に情報を提供する羽目になってしまったり・・・。
こちらが歴史を知らないで観ているせいでしょうか。
龍馬の提言も、人に恵まれ、運に恵まれてあそこまでいったという感じがしました。
龍馬の理想よりも、藩論をまとめなければならない西郷(高橋克実)や、それをじりじりとした思いで待つ桂(谷原章介)に思い入れをしてしまいました。
それぞれが、守るべきもののため、その将来のための勇気ある選択でしたから・・・。
家族で世界を旅する夢を語る龍馬と、長州の命運を担って西郷を待つ桂とでは、その立ち居地の違い、その温度差のようなものを強く感じましたね。
ラストで、西郷が下関(長州藩)に行かずに、京へ行ったわけが興味深いですね。
高橋さんの西郷役に異論があるようですが、これまでの西郷のイメージと違っていて、私は好きですけどね。
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今回は、高杉役の伊勢谷友介さんがお休み。
その留守を預かるかたちで、中岡慎太郎役で上川隆也さんの登場です。
登場のさせ方が、このドラマらしくって笑いました。
どこか、ケレン味というか、こけおどし風ですよね。
そういう遊びは好きですけど・・・。
中岡は土佐勤王党だったんですね。
中岡の、“長州の志は武市(大友南朋)の志でもある”という言葉に、ここに来て(ドラマ的に、個人的に)再評価された感じがしました。
結局西郷を薩摩から下関に連れてこれなかった、その口惜しさに地べたに寝転んで叫ぶシーンがありました。
先週の予告編ではわからなかったのですが、上川さんだったんですね。
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土佐では、弥太郎(香川照之)がせっかく材木商売が上手くいっているのに、後藤象二郎(青木崇高)に脅し同然に協力を依頼されていましたね。
後藤は、確か明治も活躍する政治家のはずですが、こんなに嫌な人間になっていていいんでしょうか。
このドラマの中で、一人悪役を演じている感じです。
今回、ちょっと嫌味な公家・三条実美(池内万作)が、意外なほど龍馬に理解を示しただけに、よけい目立ちましたね。
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ちょっとだけでしたが、龍馬を陰ながらバックアップする、小曽根(本田博太郎)や大浦慶(余貴美子)のシーン・・・
もちろん商売がらみではあるのでしょうが、時には修羅場をくぐり、あらゆることに精通していているだろう、この人たちの動きに興味が沸きます。
龍馬って、そんなに魅力的なんだろうか、と思ったりして・・・。
周りに魅力的な登場人物が現れるたびに、今後、主役の龍馬を狂言回し風に観てしまいそうなんですが・・・。
坂本龍馬という人について勉強してこなかったのはまずかったでしょうか。
それにしても、映像は綺麗ですね。
頻繁に登場する緑の映像に癒されています。
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