「それが答えだ!」やはりこの季節で・・・
こちら(仙台)では、今週初めまで「それが答えだ!」(1997年・フジテレビ)の再放送がありました。
「それが答だ!」は、なぜかいまだにビデオ化やDVD化がされていないドラマです。
たまたまこのドラマを話題にした日からの再放送で、小躍りする気分で、毎日録画しながら観ていました。
このドラマ、ある夏の3ヶ月の物語で、暑い季節、特に今年のような猛暑に観るには最高のドラマですね。
山村の風景、純朴な中学生とそれを囲む人たち・・・あくまで涼しく澄んだ空気がこちらに届くようです。
そこへ世界的な指揮者・マエストロ(三上博史)が紛れ込むことから、物語は始まるのですが・・・。
フジテレビ系ドラマ「それが答えだ!」サウンド・トラック・クラシック・ヴァージョン
音楽を追求するあまり、独善的で非情であり過ぎて、業界を追われてしまったマエストロ役の三上博史さん。
音楽の才能を除けば、どう見ても嫌な男ですね。
それが、自然の中、生徒や先生、村の人たちと関わることで、変わっていく姿があるわけで、ベタと言えばベタな話です。
でも、観ている側も、心が洗われる気持ちがしますね。
三上さん、指揮のシーンなどもあり、熱演です。
いつも、少し猫背気味の姿勢なんですよね。
三上さんの作品では、「世紀末の詩」“第5話 車椅子の恋”(1998年・日本テレビ)とか、「共犯者」2003年・日本テレビ)とか、いまだに忘れられないものが多いですね。
生徒役は、デビューまもない藤原竜也さん、深田恭子さん、吉野紗香さんたち・・・。
とても上手とは言えない演技ですが、そのことが逆に素朴な世界に似合っていましたね。
いじめも学校崩壊もない、ひたすらメルヘンの世界です。
第一、満足に音も出せないようなオーケストラ部が、3ヶ月後にはマエストロの指揮でコンクールに出場するんですから・・・。
ひと夏の、美しい自然、素朴な人々とのふれあいを見せてくれるこのドラマ、やはりこの時期の贈り物のような気がしますね。
蒼い瞳とニュアージュ 深田恭子×萩原聖人
病葉(わくらば)流れて 吉野紗香
このドラマでの羽田美智子さん、素敵です。
“匂うような美しさ”という表現がありますね。
マエストロに反発を感じながら、次第に惹かれていく(ベタですね)先生役ですが、とにかく初々しく、毅然としていて、でもたおやかで・・・
夏の日ざしの中、涼やかな笑顔でマエストロを見守る有理子先生(羽田)は、“匂うように美しい”“たおやか”という表現が似合いますね。
これ以来、羽田さんは気になる女優さんになりました。
今、「新警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日)で、津田寛治さんとのコンビでバタバタ?やっている大人な羽田さんも素敵ですが・・・
久しぶりの有理子先生、やはり素敵でした。
Watch with Me~卒業写真~ 羽田×津田
マエストロと生徒を結びつけ、村に音楽が生まれるきっかけを作る池田先生役の萩原聖人さん。
やはり、相変わらず熱くてうるさかったですね。
でもドラマの中での、彼の存在の重要性がよりわかりました。
俳優がその役をやれる時期って確かにあるんだなあ、と元気な萩原さんを観て思いましたね。
萩原聖人を検索
ちょっとのつもりが、つい熱く語ってしまいました。
↓こちらでは、もっと熱く語っています。
よろしかったら、どうぞ。
それが答えだ!<テレビドラマ> 2007.6.10.
「それが答えだ!」をこの季節に 2008.8.1.
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