ARATAさん、内田百閒の朗読 「ラジオ深夜便」
「ラジオ深夜便」8月21日・午前2時台〔かんさいストーリー〕
「内田百閒×ARATA」 俳優 ARATA(アラタ)
ARATAさん目当てで、久しぶりに朗読などというものを聴きました。
ARATAさんと「ラジオ深夜便」とでは、何だかイメージが合わないですね。
土曜ドラマ「リミット-刑事の現場2-」(2009年)や「チェイス~国税査察官~」(2010年)での圧倒的な存在感で、今一番注目している俳優さんです。
「スタジオパークからこんにちは」にゲスト出演したときの放送を、観逃したことをいまだに悔やんでいますね。
強烈な存在感があっただけに、どんな人なのか、どんなことを語るのか興味がありましたから・・・。
今回は、内田百閒の作品の「蜻蛉玉」「サラサーテの盤」の朗読でした。
ARATAさんのハリのある声で、引き込まれましたね。
一つ目が終わって、ARATAさんへのインタビューがありました。
映画などの演技と朗読との、共通点と違う点を聞かれ・・・
「声に出してしゃべるということは一緒なんですけども、お芝居の場合はセリフを自分の血肉に一度していって、それで状況や撮影している空気感とかで自然と出てくるものなんですけども、朗読は例えば自分のよく使う言い回しとか言葉の使い方ではなくて、あくまで読むことなので難しいと思いました」
中学の国語以来、緊張しました、と笑わせました。
ARATAさん、服飾デザインの仕事もしているんですね。
この日も、その服を着ていたようです。
演技をすることと、服飾のデザインの共通点も質問されて“創造的な仕事”というようなコメントをしています。
その後に、音響デザインの担当者が参加して、司会者と3人でのトークがありました。
VTRを観ながらの音作りの話なのですが、ラジオですからこちらに置き去り感があったのにはちょっと笑えました。
ARATAさんからの質問に、戸を閉める音だけでもその演技に合わせて、イメージを合わせて作ると・・・
ラジオの場合は、少し大げさ目に作るようです。
ARATAさんが「(音響デザインも)芝居が出来ないと出来ないですね」と語っていたのが印象的でした。
とにかく、音響が朗読に大きな魅力を持たせていることは、よくわかりました。
よく通るARATAさんの声に絶妙のタイミングで入る様々な音・・・
テレビ人間のこちらにも、朗読という別の世界の魅力を思い知らされました。
たまには、別の空間、違った時間の流れの中で遊ぶのも、楽しいような気がしますね。
ARATAさん目当てだったのに、朗読の魅力にもちょっと惹かれた時間でした。
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