「10年先も君に恋して」第2回“運命の恋なんて”
「10年先も君に恋して」第2回“運命の恋なんて”
NHK総合 9月7日放送
未来の夫・40歳の円山博(内野聖陽)は、28日間で目的を果たさなければならないんですね。
月の引力がどうとか、と恩師の三田村(藤竜也)が言っていましたが・・・。
過去の自分に近づくと吐き気がするとか、未来に戻る瞬間には里花(上戸彩)の記憶の中から消える、などということもわかってきましたが、そうなると切ないですね。
でも、40男と里花とのやりとりのシーンは笑えます。
どちらかと言えば、この二人のシーンが好きかもしれません。
エレベーターから書店へと流れていき・・・
真実を話し、戸惑ったままの里花を置き去りにして去っていき・・・
結局、周囲からはフラれた可愛そうな女になってしまった里花・・・。
二人の会話や動き、周囲の反応など、何だか舞台劇を観ている(ほとんど観たことがないけど)ような気になりました。
テンポが良くて、面白かったですね。
それに書店の客で「ひどい男ね!」と言ったのは、小柳みゆきさん(現・友貴美)ですよね。
もう知らない人のほうが多いでしょうが、「欽ドン!」を思い出して懐かしかったです。
書店の件が濱田(渡辺えり)に伝わっていて、何とか仕事に繋がるかもしれないという展開ですが・・・
やっぱり、てっちゃんこと濱田の夫役の渡辺いっけいさん、繋ぎ役、緩衝材になっていて、いい味出しています。
弟・佑太(染谷将太)も、職場の上司(高島礼子)や同僚も、それぞれに未来人に対する感覚が自然で(個性的で)、空気感が楽しいですね。
それは全体に言えることなんですが・・・。
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ただ、30歳博と里花のデートを心配する三田村たちの話し声を聴きながら、40歳博は一人隠れて洗濯をしているような切ないシーンもありましたが・・・。
それにしても、いま目の前の幸せをとるか、破綻の無い未来をとるか、ですか?
未来人の到来に戸惑う気持ちとは別に、里花は究極の選択を迫られているわけですが・・・。
永遠とか絶対とかは無い、などとは歳をとってわかることですけど・・・。
ラストでは、里花は“自分の未来は自分で決める!”と・・・
でもあきらめない40男ですが、里花に好意を持った作家の日高(劇団ひとり)を利用するんでしょうかね。
二人のやりとりの中に「スカイツリーの建設が頓挫、空き地になっている」という言葉があって、ずっと気になっていたんですが、最後に嘘だと言っていましたね。
何だかホッとしたのが不思議です。
三田村役の藤竜也さんが、昨日の「スタジオパークからこんにちは」に出演していました。
まもなく70歳だと言う藤さん、相変わらずダンディーで自由人ですね。
徹底した役作り、身体作りがあって今があることがよくわかりました。
このドラマの役作りに本を2、3冊買って読んだものの、10ページも行かないで挫折したとのこと。
少年のような心を持った、宇宙物理学者として演じている、と語っていました。
おまけに、
役作りのために作った料理を、奥さん(元女優・芦川いづみ)が4ヶ月半も毎日食べ続けてくれたこと。
ふらりと出かけた旅から帰ってみると、家の外壁がピンク色になっていた話、など語ってくれて、芦川さんの近況をちょっと知ることが出来て嬉しかったですね。
ファンからのメッセージ「奥さんの大ファンだったのに、藤さんに独り占めにされてしまった」に苦笑いをしていましたが、同じことを数限りなく言われ続けたのだろうなあ、と思いましたね。
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