「龍馬伝」第36回“寺田屋騒動”
大河ドラマ「龍馬伝」第36回“寺田屋騒動”
NHK総合 9月5日放送
今回は、有名な寺田屋事件ですね。
と言っても、個人的には、入浴中のお龍(真木よう子)が龍馬(福山雅治)に危険を知らせるということしか知りませんが・・・。
襲われたのは筧利夫さんが演じる三吉と二人なんですね。
筧さん、登場して間もないのに儲け役だな、と思ったんですが・・・。
その前、オープニングまもなくの弥太郎(香川照之)とのシーン、良かったです。
薩長同盟の仲立ちをするという物凄いことをするのはお前しかいない、と・・・
弥太郎は、いつものとおり悪態をつきながらも、龍馬の技量をわかっているんですね。
世の中がどう変わろうと、変わらない強さを持っている、と龍馬も弥太郎をちゃんと認めていますしね。
“自分は世の中の仕組みを変える。お前は商売するのもいい。この先日本がどうなるか、自分は何をすべきかを考えろ”と・・・。
これまでの、どこか甘くて浮ついて聴こえてしまった(私だけ?)会話とは違って、ドラマを観ている側にも届くシーンだと思いましたね。
弥太郎にとっては本当の転機ということでしょうか。
香川照之を検索
印象的だったシーン・・・
お登勢(草刈民代)がお龍の想いを龍馬に伝えるシーン、奥に映っている水が逆光にキラキラしていましたが川なんでしょうか。
音楽がまた、洋風で・・・
音楽といえば、印象的なシーンになると、ラテン音楽とか宗教音楽のような音楽が流れたりしますね。
そして、龍馬たちが逃げた材木小屋に射し込む月の明かりとか、動くたびに舞う埃とか・・・
相変わらず、映像や音楽に凝っていて、楽しめています。
真木よう子 を検索
それにしても、龍馬が晴れて?お尋ね者になってからは緊張感があります。
薩摩屋敷に走るはずのお龍が捕り方に捕まったときには(それも狭い階段ですから)ハラハラしました。
暗くて狭い部屋の中、そして外に出ても道が狭く、もちろん暗い・・・そんな中で斬り合う(ピストルまでぶっ放す)ことの恐怖感がリアルに伝わってきました。
かなりそのあたりにはこだわったのだろうな、という撮り方でしたね。
負傷した龍馬と、三吉は材木小屋に逃げるわけですが・・・
自分の命に代えても守ると言っていた三吉が、追い詰められたことで「もはや切腹を」と・・・
龍馬は「いつでも腹は切れる」と、三吉を生かすこと、逃げ延びることを考える、このあたりが龍馬らしいのでしょうね。
筧利夫 を検索
薩摩屋敷に駆けつけるお龍と三吉ですが、それを待つ龍馬のシーンが長いこと長いこと・・・
作り手にとっては、それが狙いなのでしょうが・・・。
いつのまにか呼び名が変わっていた木戸貫治(谷原章介)や西郷(高橋克実)にお龍、そして兄上や父上まで出てきましたね。
こうなると、龍馬が暗殺されるシーンはどんなふうに描かれるんだろう、と期待と不安が沸いてきました。
龍馬が“星”などとつぶやくものだから、「巨人の星」を思い出してしまいました。
曖昧な記憶ですが、星飛雄馬(父・一徹かも?)が、“龍馬のように、たとえどぶの中で死ぬときでも、前のめりで・・・”と言っていて、当時感動したことがあったなあ、などと・・・。
このドラマで、意外に?気に入っているのが徳川慶喜役の田中哲司さん、笑ったり怒ったりするシーンが多いですね。
そして、京都守護職・松平容保役の長谷川朝晴さん、これまでに観たことが無い役なので、注目して観ています。
いろいろな俳優さんたちを楽しめる、個人的にはそれがまた大河ドラマの魅力です。
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