「ボクらの時代」檀ふみ&阿川佐和子&藤竜也さん
「ボクらの時代」“紳士と淑女のおいしい関係”
出演:檀ふみ(女優) 阿川佐和子(作家) 藤竜也(俳優)
フジテレビ 9月26日放送
まずは、檀ふみさんと阿川佐和子さん、大親友と言われている二人のおしゃべりから・・・。
この二人、褒め合い、毒づきあい、のテンポの良いこと、どこまでが本音かわからないトークの応酬です。
後から登場の藤竜也さん、さすがに二人に翻弄されることも無く悠然としていましたが・・・。
ちょっと珍しい組み合わせのように感じたのですが・・・
藤さんが阿川さん原作の映画「スープ・オペラ」に出演していること、檀さんと藤さんは共演経験があるとのことでの鼎談でした。
番組出演前に、友人とウォーキングをしてきたと言う藤さん。
席に着くなり、その友人の二人評(世間のイメージ)を披露しました。
知的で、おしとやかで、品があって・・・
藤さんは、重ねて、“知識をひけらかさない、白檀の木で彫った塑像みたい”とまで・・・。
それを聞いた二人、気を良くして、昔は仮面をかぶっていたと言い合い、
果ては、檀さんは阿川さんに、
「(藤さんは)素晴らしい表現力をお持ち・・・。白檀ふみと呼んで」
と、これ見よがしに、にこやかに語りかける始末・・・。
ほとんど会話の遊びを楽しんでいる感じですね。
「スープ・オペラ」での藤さんの役は、アロハシャツの似合うダメ男。
実際にモデルがいる、とは原作者の阿川さん。
そこから、モテる男とは?
藤さんいわく、結論を出さない男(例:太宰治)
藤さん自身はそうではなくて、迫るタイプで迫られるのは苦手、と・・・
奥さん(元女優・芦川いづみさん)には迫った、と二人に追及されて答えていました。
現在独身の女性陣・・・
檀さん、「自分は愛に溢れている女だな、と思うのにその行き所が無い」
と、相変わらず冗談とも本音とも付かないコメントを・・・
阿川さん、お見合い経験50回(檀さんいわく)で、
「歳をとると、男は顔じゃないね。どれだけ大事にしてくれるか。やっぱり誠意」
と・・・
藤さん、「Beauty is only skin deep」と絶妙の入り方でした。
“皮一枚”という意味らしいですが・・・。
藤さんいわく、“魅力とは、非常識”とのこと。
受け入れられる非常識の部分が多いほど魅力になる、とは深いコメントでした。
二人が独身の理由として、やはり偉大な作家である父親(檀一雄・阿川弘之)の影響は大きいようです。
それぞれに理由は違っても、子供の頃の食事の時の辛さを、厳しい祖父に育てられた藤さんも交えて、熱を込めて語られています。
話題はガラッと変わって・・・
藤さんが、映画「しあわせのかおり」の料理人の役作りで、4ヶ月半も料理を勉強した話に・・・
その後、近所の男たちで料研クラブを作った、それも女人禁制で、という話題になりました。
最後に、藤さんが“今を生きる”ということ、阿川さんが“今の幸せ”について、真面目に(これまでが不真面目というわけではありません)語っていて、印象的でした。
それでも、その後には、二人が最初の話題で登場した藤さんの友人を意識した発言をするというサービスもあって・・・
どこまでも、明るく聡明な二人、プラス藤さんのトークでした。
« 大沢たかおさんと大河ドラマ | トップページ | 「ハゲタカ」と長岡の花火 »
「テレビ雑感」カテゴリの記事
- 【闘病日記 61】それでも私はあきらめない(2023.05.10)
- 朝ドラ「あまちゃん」再々放送中(2023.04.08)
- 東日本大震災から12年(2023.03.12)
- 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が終わって(2022.12.19)
- お笑いが好き~サンドさんのドッキリや関根勤選手権について(2022.09.02)