大相撲の初代若乃花の訃報を聞いて
大相撲の初代・若乃花が亡くなりましたね。
若い世代には馴染みが無いかもしれませんが、ある程度の年齢層から上の人にとってはヒーローとも呼べるような力士でした。
ニュースの中で、呼び戻しで勝つ映像が流されましたが、小柄なのに力が強くて、スピードがあって、今観ても素晴らしいですね。
呼び戻しを「仏壇返し」と言っていたことを思い出しました。
大ファンで、ラジオ!にかじりついて相撲中継を聴いていたものです。
学校の帰り、ラジオの中継の音が聴こえてくると、ついその家の前に佇んで聴いたことがありました。
なぜか、雪が降っていたなあ、としみじみと思い出しています。
千秋楽になると、近所の電気屋さんはたくさんの人で溢れていました。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年)の世界でしたね。
当時、スポーツ選手本人が出演する、その実人生の映画化が流行していました。
「鉄腕投手 稲尾物語」(1959年)など、覚えていますね。
若乃花も、「若ノ花物語・土俵の鬼」(1956年)に出演しています。
息子さんの急死後の場所など、感動的に描かれていました。
一番印象に残っているのは、その後奥さんになる女性(北原三枝=石原裕次郎夫人)の家を訪ねたときのシーンです。
鴨居に頭をぶつけて、振り返って、照れくさそうに笑います。
演技など出来ない素人ですから、ぎこちないのですが、逆に強い印象が残りましたね。
弟の貴ノ花や、その子の若乃花(花田勝)や貴乃花親方を応援し続けてきたのは、彼がいたからこそですね。
そういうファンが多かったことでしょう。
そういう意味でも寂しいですね。
大相撲の危機と言える、この時期ですから余計に・・・。
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