「龍馬伝」第42回“いろは丸事件”
大河ドラマ「龍馬伝」第42回“いろは丸事件”
NHK総合 10月17日放送
いろは丸の衝突シーンから始まり、驚きました。
歴史に疎くて、この事件をまったく知りません。
当然、結末も知らないままで観ていたので、最後まで緊張感があって面白かったですね。
最近、視聴率が悪いらしいですが、ここに来てとても面白くなった、と感じているのは少数派なんでしょうか?
今頃ですが、福山雅治さんの龍馬に迫力を感じますし、何よりストーリーが劇的に動いていることにワクワクしています。
こういう時、史実を知らないと楽しめますね。
いろは丸に衝突したのが紀州藩の明光丸。
紀州藩との談判、2回目に登場したのが勘定奉行の茂田(中尾彬)・・・
中尾さん、ねじねじを連想させるマフラーを巻いての登場に笑ってしまいました。
中尾さんの貫禄は凄いですね。
思い出すのは、やはり「ハゲタカ」(2007年・NHK)の三葉銀行の飯島常務。
テーブルを挟んで鷲津(大森南朋)と対決するシーンそのままでした。
駆け引きの部分は、サンデートイズをめぐる入札合戦のように緊迫感がありました。
この談判のシーン、改めて「ハゲタカ」スタッフの仕事を見せてもらった感じで嬉しかったものです。
龍馬って凄いんですね。
ここに来て、感心しきりです。
第2回目の談判が必ずあると読んでいるし、そうなるように、世間を動かしてしまう。
お元(蒼井優)を基点に、長崎の街中、大浦慶(余貴美子)、グラバー(ティム・ウェラード)、小曽根(本田博太郎)まで繰り出して盛り上げていましたね。
実現すると、万国公法を持ち出し、イギリスの海軍提督まで呼んでいて、勝ちに行く。
その前に、後藤象二郎(青木崇高)に向かって、堂々とした意見を言うし・・・
日本で最初の船の事故になることで、それが今後の規範になる。
二つの船の衝突は土佐と幕府の衝突でもあり、諸藩がそれを息をつめて見ている、と。
土佐藩、そして象二郎の覚悟をも迫っていましたね。
この結果に、容堂(近藤正臣)も動くことになるわけですが・・・。
龍馬って、こんなに広く大きく世の中を見ている人だったのか、と今頃になって、ですが・・・。
知らないと、結構楽しめるものです。
個人的には、ここに来て、やっと福山さんと龍馬が重なって見えてきたことが大きいかもしれません。
福山雅治 を検索
象二郎との話し合い~長州藩の三吉(筧利夫)にお龍のことを頼む~第2回談判の始め、
ここまでのシーンに、延々とジプシー音楽風のギター演奏が続きます。
緊張感を、より煽られて印象的でした。
終始、龍馬たちと一緒だった弥太郎(香川照之)が、紀州藩への請求額に大幅な上乗せをしていましたが、すでに商才では力を発揮しています。
あの中で、ただ一人計算が出来ていたわけで、冷やかされながらも披露するその内容は頷けることばかりでした。


香川照之 を検索
ラスト、海をバックにお元とのシーン、そして紀州藩士に襲われるシーンの風が凄かったですね。
あれはわざとそうしたのか(海は波立っていましたが)と、気になってしまいましたが・・・。
強風に立つ龍馬、そしてバックの音楽、と暗殺までのカウントダウンをより意識させられる映像でした。
来週の予告編に及川光博さんが出ていて驚きました。
出演するとは知らなかったので・・・
大久保利通役のようです。
今週からは「相棒 season9」(テレビ朝日)が始まるので、余計に楽しみです。
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