「スタジオパークからこんにちは」尾美としのりさん
今日の「スタジオパークからこんにちは」(NHK)のゲストは、尾美としのりさん。
朝ドラ「てっぱん」に出演中ですね。
尾道~住職~尾美さんと言えば、なんとも懐かしい映画「さびしんぼう」(1985年)・・・。
あの高校生がそのまま大人になって、まだ尾道にいるような感覚になりながらドラマを観ています。
そう言えば、あまりトーク番組で観たことが無くて、よけいに関心が沸きました。
イメージどおり、どこか茫洋としてマイペースな感じなのがおかしかったです。
メガネをかけて登場して、人前が恥ずかしい、と本当に恥ずかしそうでした。
演技をするときは裸眼なのだとか。
幼稚園に通うのが嫌で、劇団ひまわりに入った話から始まって、大林宣彦監督の勘違いで、「転校生」(1982年)の主役に抜擢された話など面白かったです。
「転校生」の、中身が女の子と入れ替わる役が嫌でしかたがなかったのに、たまたま散髪した頭に、監督が彼の熱意と勘違いをして抜擢したようです。
最後にモットーを聞かれ、“頑張り過ぎないこと”と言っていましたが、そのような雰囲気を見せながら、実は陰で、ということなのでしょうね。
そうでなければ、32年も続けてこれないはずで、まして、子役から大人の俳優になることの難しさが言われていますから・・・。
それは最初の転機として紹介された、大林監督の言葉に表われていますね。
「彼が僕の映画にいる事は、僕の署名です」
そして、2度めの転機と言うドラマ「マンハッタンラブストーリー」(2003年・TBS)の脚本家・宮藤官九郎さんがVTR出演。
「彼はドラマのモノサシ。自分の青春を代弁してもらった。自分の本音をやってもらっている」
というコメントがありました。
どの言葉も、彼の俳優としての存在感を示しているようです。
大林監督の言葉は、彼に関するコメント記事を探してきて紹介されたものですが、画面にそのコメントが出てきたときには、なんだか感動しましたね。
本人は恥ずかしがっていましたが・・・。
高校の同級生と結婚して17年、毎朝さ湯を飲まされているとのこと。
なぜ、さ湯なのか、なぜ飲まなければならないのか、など聞くこともなく、出してあるから飲む、と・・・
夢を聞かれ、
「死んだときに小さな記事が載ればいいかな。仕事をしたことの爪あとを残せたら・・・」と・・・
何だか、終始肩の力を抜いた感じがいいなあと思ってしまいました。
尾道についての質問には、
「昔は嫌いだった。魚は嫌いだし、泳げないし、平地は無いし」とストレートに・・・
「でも、今は大好き。魚は食べられるし、坂の街も風情があって」
今度のドラマの撮影で訪れたら、「お帰りなさい」と言われたと嬉しそうに・・・。
やはり、尾道で少年から大人になったんだなあ、と思わせられました。
この先も、イメージを引きずって「てっぱん」を観ていきそうです。
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