「龍馬伝」第44回“雨の逃亡者”
大河ドラマ「龍馬伝」第44回“雨の逃亡者”
NHK総合 10月31日放送
今回の主役は、お元(蒼井優)でしたね。
お元は架空の人物と聞いていましたが、当時弾圧されたキリシタンの代表として登場していたんですね。
これまでのお元の描かれ方は、龍馬(福山雅治)への愛情があるというものでした。
今回はその部分よりも、というかそれを抜きにして、お元の生き方とそれを応援しようとする龍馬、という描かれ方になっていました。
キリシタンということが知られて彷徨うお元、それと上手く出会える龍馬、と都合が良過ぎる展開ではありましたが、感動しましたね。
映像がブルーで、「相棒」ブルーか、「ハゲタカ」ブルーか、とつい思ってしまいましたが・・・。
青い映像の中で、海辺を彷徨うお元の、一瞬見える下着の襟と裾の赤が印象的でした。
それにしても、絶望的な展開でしたから、龍馬の力によるまさかの海外脱出となって、ホッとしました。
龍馬と大浦慶(余貴美子)が見送る中、お元の表情が笑顔のようになっていくのも印象的でしたね。
もう一人目立ったのが、長崎奉行役の石橋凌さん。
出演シーンは多いし、顔のアップも多くて、その迫力が凄かったですね。
元ミュージシャン(ARB)とは、とても思えないです。
個人的には、「相棒 season6」(テレビ朝日)“複眼の法廷”“黙示録”の三雲判事役が一番好きですが・・・。
迫力といえば、オープニング前の後藤象二郎(青木崇高)と容堂(近藤正臣)のシーン。
幕府に大政奉還を願い出てくれという後藤に、痛む歯を押さえながら拒否する容堂・・・
オープニング前のシーンが、龍馬がらみでなかったのも印象的でした。
この二人、出演シーンはここだけでしたね。
龍馬に関して言えば・・・
イギリス人の心まで動かし、奉行の追及をいったんは回避出来たし、お元を逃がすことは出来たし、と大活躍でした。
あまりの活躍に、逆に印象が薄くなってしまいましたが・・・。
福山雅治 を検索
商売も大事だし、龍馬も心配だし、でもいつも龍馬に振り回される役回りの弥太郎(香川照之)は、もう関わりあいたくない、と宣言していますが・・・
普通に、一生懸命な弥太郎の複雑な気持ちがちょっとわかるような気がしたものです。
香川照之 を検索
お元に自由な日本に戻れることを約束した龍馬に、残された時間は3ヶ月。
その間は相当密度の濃い時間かと想像しているのですが、来週は“龍馬の休日”のタイトルですね。
つい、「ローマの休日」を連想してしまいました。
なぜかと言えば・・・
この日の真夜中の「今夜も生でさだまさし~南国土佐をさだにして」(NHK)は、龍馬ブームで盛り上がっている高知県からでした。
さださんが、“すべての道は龍馬(ローマ)に通ず”と駄洒落を言ったものですから・・・。
「生さだ」で知ったのですが、11月15日は龍馬の誕生日であり、命日でもあるようですね。
つい、誕生日と命日が一緒なんて小津安二郎監督と同じだ、と思ったものです。
そう言えば、龍馬を暗殺する役は市川亀治郎さんなんですね。
これは楽しみです。
これまでの感想
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回
第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回
第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回
第31回 第32回 第33回 第34回 第35回 第36回 第37回 第38回 第39回 第40回
第41回 第42回 第43回
NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 DVD BOX-1(season1)
NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 DVD BOX-2(season2)
NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 DVD BOX-3(season3)
NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 DVD BOX-4(season4)
龍馬伝 を検索
« 「ラジオ深夜便」伊奈かっぺいさん、初代竹山を語る | トップページ | 姫神を聴く 「ラジオ深夜便」 »
「大河ドラマ「龍馬伝」」カテゴリの記事
- 「龍馬伝」最終回“龍馬の魂”(2010.11.29)
- 「龍馬伝」第47回“大政奉還”(2010.11.22)
- 「龍馬伝」第46回“土佐の大勝負”(2010.11.15)
- 「龍馬伝」第45回“龍馬の休日”(2010.11.08)
- 「龍馬伝」第44回“雨の逃亡者”(2010.11.01)