“アフリカ”伝える映画祭 「おはよう日本」
今朝の「おはよう日本」(NHK)で、アフリカ映画祭のニュースを観ました。
アフリカ全土から32本の作品が集められ、7人の監督(うち女性が2人)が出席、現在東京で開催されているようです。
監督のメッセージとともに作品の一部が紹介されました。
それがとても新鮮で驚きました。
ハリウッドを超えると評価されている、ギャングのボスに成り上がる男を描いたアクション映画「ジェルサレマ」(テンデカ・マタツ監督/南アフリカ)
2033年、アフリカとヨーロッパの立場が逆転する世界を描いたブラック・コメディ「アフリカ・パラダイス」(シルヴェストル・アムス監督/ペナン)
ワールドカップのスタジアムまでの5000キロを旅する子供たちのロード・ムービー「アフリカ・ユナイテッド」(エリック・カベラ監督/ルワンダ)
どれも、ゆがんだアフリカのイメージを覆そうとして作られた作品であることが、監督のメッセージに表れていました。
特に、カベラ監督は、「ルワンダ虐殺の100日」で有名になった方らしいですが、今回の「アフリカ・ユナイテッド」では一転して、希望をテーマにしていると語っています。
「今こそ、アフリカには希望や勇気、立ち直る力があると伝えるときなんです」と・・・。
この映画祭を企画したのが、吉田未穂さん(シネマアフリカ実行委員会)という方。
自身でアフリカを訪ね歩き、交渉を続けて今回の開催となったようです。
監督たちが、彼女のパワフルさを賞賛していました。
その彼女が語る、元々の企画者が大学の先輩にあたる白石顕二さん(アフリカ文化研究者)。
飢餓や貧困で苦しむことが多く伝えられる中で、30年以上前から音楽や映画の紹介をすることで、アフリカの人々の生き生きとした側面を伝え続けてきた方のようです。
残念ながら5年前に疲労で亡くなった、とのこと。
白石さんを尊敬してやまない吉田さんが意思を継いで、成し遂げたのが今回の映画祭なんですね。
映画祭は、中央区の国立近代美術館フィルムセンターで、今月25日まで開催されているようです。
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