「あさイチ」の堺雅人さん
◎ 2016年11月25日に出演した回は、以下になります。
ちょっと前になりますが、10日の「あさイチ」(NHK)のプレミアムトークに、堺雅人さんが出演していました。
“微笑みの貴公子”と呼ばれているようですが、終始あの表情で、淡々と誠実に語る言葉が印象的でした。
“微笑”を話題にされると、「ある種の現実逃避で、笑ってごまかしている」と答えるなど、その場の空気が読めていて、何とも和やかなインタビューでしたね。
自分の世界がちゃんとあって、それでいて周囲への配慮が行き届いている・・・それが物凄く自然で、つい惹き込まれて観てしまっていました。
子供の頃からインドア派で、よく本を読み、思索力のある人だったようです。
高校時代、カウンセラー室でおしゃべりをするのが大好きだったという、その恩師の言葉
「自分に自信がある生徒。自分で問いを考え、自分で結論を出していた」
恩師(伊藤一彦先生)とは、一緒に本を出版したりして、今も交流があるんですね。
常に穏やかな印象なのに、芯の強さを持ち、それが揺るぎないものであることがわかります。
物静かな印象で、周囲の意見を柔軟に受け入れながら、それでいて、自分の中に確固たるものがある、その姿勢が羨ましいですね。
ぼく、牧水! << 著:堺雅人×伊藤一彦
雑誌の原稿を喫茶店で書くときに、1時間ごとにコーヒーを注文するという彼なりのルール・・・
自分の中にルールを作っていて、それが自然に出てくるということ。
自然な配慮、心配りが出来るのが、この人の魅力だなあ、とも思いますね。
ルールを作らないのが、“ルール”とも語っていますが・・・。
そういうことにガチガチになることなく、常にフラットでいたいという姿勢のようです。
仕事に対しても、事前に学習したり、しなかったり・・・。
司会の井ノ原快彦さんから「結果は?」と聞かれ、「結果は変わらない。過程が大事」と答えていました。
この“過程が大事”という言葉を繰り返し出していましたね。
大学時代に、デビュー前の井ノ原さんと知り合っていたことが、紹介されています。
視聴者からの質問に「本以外で処分したいものは?」とありました。
無駄なものは置いていないし、本も使い終わったものは図書館などに寄贈するそうです。
どこまでも“らしさ”を感じさせました。
牧水のラブレターの話になり、「あられもない姿をさらけ出している。自分には出来ない」と・・・。
ちなみにラブレターは手書きにして、一晩置いてケータイで清書するそうです。
おしゃべりをして楽しい女性が好みで、言葉の相性が大事だと語っています。
その他にも、早稲田大学で一緒だった村上てつやさん(ゴスペラーズ)がVTRで登場したり、お金が無いのでタンポポを食べた話、そして、現在公開中の映画「武士の家計簿」の紹介も・・・。
意外にも、演技をしているときに、別のことを考えたりすることがある、などという話もありましたね。
印象的なコメントをこちら↓に載せていますので、よろしかったらどうぞ。
<関連記事>
堺雅人さんとマンホール「ゴールデンスランバー」 2010.1.31.
「ボクらの時代」堺雅人&竹内結子&中村義洋監督 2010.2.9.
堺雅人VS草なぎ剛さん「SMAP×SMAP」 2010.8.24.
« アダモを聴く 「ラジオ深夜便」 | トップページ | NHKスペシャル・ドラマ「さよなら、アルマ~赤紙をもらった犬~」 »
「テレビ雑感」カテゴリの記事
- 朝ドラ「ブギウギ」に感動中!(2023.12.07)
- 【闘病日記 64】NHK「エマージェンシーコール」を観て(2023.11.06)
- 「あまちゃん」再々放送が終わって(2023.10.03)
- 【闘病日記 61】それでも私はあきらめない(2023.05.10)
- 朝ドラ「あまちゃん」再々放送中(2023.04.08)