「冬のサクラ」第二話
「冬のサクラ」第二話 TBS 1月23日放送
TBS系 日曜劇場「冬のサクラ」オリジナル・サウンドトラック
萌奈美(今井美樹)に再検査の必要を伝えるため、と言ってもなぜ直接訪ねるのか、その理由は祐(草なぎ剛)自身が一番わかっていることですよね。
わかっていても、来れずにはいられなかった。
彼を思って、止める周りの人たちの気持ちも何とも温かいですが・・・。
切ない展開の中で、萌奈美の夫・航一(高嶋政伸)の行動、ひとつひとつが怖いです。
観ていて、ドキッとさせられます。
彼の部分だけが、劇画チックに感じますが・・・。
それにしても、萌奈美の友人・理恵(白羽ゆり)が愛人なのだろうと思ったら、そのとおりなので逆に拍子抜けしてしまいました。
弟・肇(佐藤健)は逢うことに反対し、その恋人・安奈(加藤ローサ)は力を貸してくれるわけですが・・・。
留守の萌奈美を待つ間の公園でのシーン・・・
ローサさんが一見現代っ子風なのに、祐を見つめながらその想いを察していく表情が良かったですね。
このドラマは、一人一人の表情が良く捉えられているのが印象に残ります。
それにしても、まさかまさかのチェ・ジウさんの登場には驚きました。
最初はわかりませんでしたね。
それに何だかずいぶん若くなったような気がして・・・
CMで観る彼女とは別人のように感じました。
チェ・ジウさん、あれだけの出演なんですかね。
ケータイで空を撮っていて、萌奈美が求めているものを重ねて強調する役割でしたか?
祐の想いが深まっていく、という。
こういう細かな表現は、いいですね。
草なぎさん、あってのことですが・・・。
やっと萌奈美に逢えたものの、最初は誤解をされて、それでも病気のことを話せた祐・・・。
ショックを受けて去っていく萌奈美への「きっと大丈夫ですよ。大丈夫ですから・・・」
前回、何度も登場した、とても温かくて想いのこもったセリフでした。
やはり、草なぎさんの表情はいいですね。
今回は、萌奈美が戻ったものの家族の中での孤立感、そのうえ病気のこともあって、一人悩む姿が切なかったですね。
あそこまで追い詰められたら、一人を感じたら、山形に戻る祐をつい追いかけていくのもわかります。
祐が届けてくれたデジカメ写真を見て、回想するシーンには泣かされました。
よく考えたら、不倫のドラマだし、昔のメロドラマ風にも見えるんですが、意外にすんなり観てしまっています。
夫の部分は、今のドロドロした昼ドラに観えなくもありませんが・・・。
今井美樹さんの力も大きいでしょうね。
何とも儚げで、つい応援したくなります。
素敵な家にいて、良いものを着て、美味しいものを食べていても、あのヒンヤリとした空気の中にいる感じが何とも言えず、こちらも寒々としてしまいました。
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ラストのバスのシーン・・・
萌奈美が間に合うとか、実は祐がバスを降りているとか、だったらベタだなあ・・・
すれ違いだったら、昔のメロドラマだなあ・・・
とか、いろいろなパターンを考えた自分がいて、つい笑ってしまいました。
それに、脳に異常がある萌奈美があんなに走ったら、とか・・・
つい、いろいろと考えてしまえる時間がある、そんなゆったりとした時間が流れるドラマのような気がしましたね。
「背負い込んで苦しむ兄ちゃんを見たくない」
バス停を去っていく肇の、兄思いの気持ちが伝わるシーンでもありました。
立ち止まり振り返って見ていたのは、言い過ぎたという思いでバスを見送っていたら、間に合わなかった萌奈美の姿を見たということなのでしょうかね。
次回は、夫の暴走?
あまり観たくはないですが、そうしないと話は進まないですからね。
これまでの感想 第一話
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