「冬のサクラ」第一話
「冬のサクラ」第一話 TBS 1月16日放送
祐(草なぎ剛)と萌奈美(今井美樹)の出会いから、展開が速いはずなのに、何だかとてもゆっくりと静かに時間が過ぎていくような印象がありました。
二人の気持ちが少しずつ寄り添っていく、という感じが丁寧に描かれていて良かったですね。
ただ、オープニングから(ラストでも)萌奈美のナレーションで、“残された時間”と言っていたのには驚きました。
始まったばかりなのに、これからの十数話でどのように展開させていくんだろう、とよけいな心配をしたりして・・・。
雪景色の中の二人のシーンは、綺麗でしたね。
今井美樹さんも、いくつになっても透明感があり、今回の役が似合いますね。
タイトルの「冬のサクラ」って、「冬のソナタ」を意識したのか?とか、つい考えてしまいましたが・・・。
終始、草なぎさんの穏やかで優しい表情が観られたのが何とも良かったです。
普通の青年の役が、一番難しいのだろうなあ、と思いながら観てしまっていました。
“大丈夫”という言葉が何度も使われていますが、優しくて温かい響きがありました。
別れのシーンでの、無音の“大丈夫ですよ”(ですかね?)に綺麗に繋がりましたね。
草なぎさん、二度ほど泣いていましたが、先日の「スタジオパークからこんにちは」(NHK)で、泣くシーンが苦手だと言っていましたね。
映画「僕と妻の1778の物語」では、自然に泣けたと言っていましたが、こちらではどうだったんでしょう。
草なぎさんの母親役で、吉田日出子さんが登場したのには驚きました。
認知症でほとんど寝ているシーンだけで、奔放な人生を送った人であることをも思わせる、と考えれば凄いキャスティングですよね。
認知症なのに記憶が戻って亡くなるって、先日の「任侠ヘルパー スペシャル」(フジテレビ)の夏川結衣さんの役と同じでした。
そういうことをつい思い出すほどに、静かな展開なんですよね。
萌奈美の夫・航一役が高嶋政伸さん、義母役が江波杏子さん。
二人のシーンを観ていて、まさかの“冬彦さん”(「ずっとあなたが好きだった」1992年・TBS)のパターンかと思ってしまいました。
江波さん、「ミセス・シンデレラ」(1997年・フジテレビ)でも、薬師丸ひろ子さんの姑役でした。
いつも同じような役でもったいないですね。
江波さんには、自立したオトコマエな役、「相棒」(テレビ朝日)の次期官房長役など演じて欲しいんですけどね・・・あくまで個人的な希望(切望)です。
来週は東京が舞台となって、急な展開になりそうです。
弟・肇(佐藤健)が勤めているのが航一の病院というのは、何とも都合のいいストーリーですね。
佐藤健さん、大河ドラマ「龍馬伝」の岡田以蔵役が素晴らしかったので、あれ以来若手の中でも特に注目している俳優さんです。
上手い使われ方だといいんですが・・・。
音楽もかなり盛り上げるように流れていましたね。
このドラマをどのように楽しめばいいのか、ちょっと戸惑っています。
理屈抜きで、王道のラブ・ストーリーとして観ていけばいいのでしょうか?
正直、苦手なラブストーリーに加えて、難病ものになっていくらしいのが、ちょっと辛いですね。
草なぎさんの表情は観続けていきたいと思っていますけど・・・。
TBS系 日曜劇場「冬のサクラ」オリジナル・サウンドトラック
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