紅白で復帰の桑田佳祐さんから吉田拓郎さんを・・・
珍しく、昨年のNHK紅白歌合戦を一部ですが観ました。
と言っても、ラスト部分を録画したもので、ですが・・・。
食道がんで療養中だった桑田佳祐さんの復帰シーンを観ました。
アップになると、ちょっと痩せたのかなとは思いましたが、元気そうでしたね。
桑田さんと言うと、どうしても吉田拓郎さんを批判したという、そのことがずっとこちらの頭にあって、長い間何となく複雑な思いでいました。
あまり根拠が無く、ただの噂みたいなものだったんですが・・・。
今回、相変わらず私には歌詞が聴き取れないので、字幕を読んでいました。
それで初めて、肺がんを克服した拓郎さんと、桑田さんは同じだという思いになりましたね。
自分の弱さを知って、それを隠さず出しているということ・・・。
これからは、桑田さんの歌をこだわらずに聴くことが出来そうです。
今更ですが、批判の根拠を調べてみました。
拓郎さんの一ファンとしては、これまでどこか避けていた部分がありましたから・・・。
桑田さんには「吉田拓郎の唄」という歌があったんですね。
拓郎さんが引退宣言をしたときに作ったメッセージソングで、彼に影響を受けたこと、そして彼への決別を歌っていたようです。
歌詞の内容も読みました。
最後が、
“長い旅が終わり 安らかに眠れよ
お前の描いた詩は 俺を不良くさせた”
でも、これも過去のことで、拓郎さんの肺がんを知ったときには歌詞を変えて歌い、激励をしたのだとか。
拓郎さんもエールを送ったそうです。
KAMAKURA << 「吉田拓郎の唄」収録
両方のファンならば、知っているエピソードかもしれませんが、私は今回初めて知ったことばかりです。
拓郎さんのファンと言いながら、引退宣言をしていたことさえ知りませんでした。
「吉田拓郎の唄」が1985年発売らしいので、その頃はまだファンになっていなかったと言い訳をしてみます。
デビューの頃にはちょっと敬遠をしていて、お互いに中年になってからファンになったものですから・・・。
それにしても、拓郎さんも元気でしょうね。
ほとんど観ることがない紅白歌合戦ですが、SMAPが大トリということで観ました。
紅白は、なぜか観ていると気恥ずかしくなるんですね。
歌はさすがに見事だと思うんですが、一分一秒狂いの無い進行に追われ、司会やゲストとかのコメントが台本どおり(たぶん)で、こちらに訴えるものが感じられず・・・
そう感じるのは私だけでしょうか?
もっと自由に、くだけてもいいように思うんですが・・・。
選曲の基準はどうなっているんでしょうね。
SMAPが「Triangle(トライアングル)」を歌っていましたが、どうしてもメッセージ性の強いものが選ばれるんですね。
お祭りなんだから、みんなで盛り上がれる歌を選んだほうが楽しいと思うんですが、直前のドリカムのように・・・。
と言うわけで、やはり紅白との相性は良くないままのようです。
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