「相棒 season9」シナリオ特集(月刊ドラマ)を読む
「ドラマ ’11.2月号」を購入しました。
内容は、「相棒 season9」のシナリオ特集です。
掲載されているのは、「最後のアトリエ」(太田愛)、「暴発」(櫻井武晴)、「聖戦」(古沢良太)の3作品。
放送まもない作品のシナリオがこんなに早く手に入るとは思いませんでした。
正直、なぜかシナリオ本が苦手で、これまでに読み切ったことがありません。
恐る恐るの挑戦だったわけですが・・・。
「最後のアトリエ」を読み始めて、自分なりにわかったことがあります。
あまりこだわらずにはいましたが、シナリオがドラマや映画の核を占めている、重要なものだとは知っていたつもりです。
その作品が面白いものになるかどうか、には大切な要素だというぐらいのことですが・・・。
でも、俳優の演技とか、演出とかの肉付けの部分の重要性のようなものを改めて感じましたね。
もちろん、撮影や音楽、美術などのもろもろのことも含めてですが・・・。
60歳のラブレター << 脚本:古沢良太
デュラララ!! VOL.08 << 脚本:太田愛
「最後のアトリエ」で、イベント会社の社長が殺される事件が起きます。
鑑識課で、右京(水谷豊)と神戸(及川光博)が米沢(六角精児)の説明を受けながら、遺留品などを調べているシーン・・・
電話の受話器とダイヤル部分の指紋が拭き取られている事実があり、通話記録は無いという米沢の言葉に、例によって細かいことに興味を示す右京。
神戸は、誤って手を着いたのかも、とその動作をクネッとしたしぐさでやって見せます。
すかさず不自然だと指摘する米沢に、シナリオは
尊「(冷淡)冗談です」
実際に、及川さん、このままのセリフを言っていますが、“わかっていますよ。わかっていて、ちょっとやってみたんですよ”というニュアンスが、明らかにわかる演技をしていましたね。
米沢との間にもまだちょっとぎこちない空気があって、それでも特にめげない(右京で鍛えられている)神戸、という感じです。
これだけのセリフで演技が膨らんでいくことに、俳優って凄いと単純に感動してしまいました。
このシーンの後の、花の里のシーン・・・
たまき(益戸育江)に合わせて、夭折した画家についての一夜漬けの知識を披露しては、右京に突っ込みを入れられまくる神戸。
たまきも何気に突っ込んでいる。
あの面白さは、シナリオだけではわかりませんね。
シナリオ本は、実際に作品を観た後に読むと楽しさが増すんですね。
これまで、あまり興味が持てなかったのは、こちらがイマジネーションを膨らませられない、読み解く力が無かったせいでしょう。
でも、様々な要素が加わり、その場の空気で出来上がった作品を味わった後とでは、読後感はまったく違うものなのでしょうね。
まだ読み始めたばかりです。
作品としても、神戸のキャラクターが良い位置に決まった(右京の暴走のストッパー役?)と評価されている「暴発」を読むのが楽しみです。
<「相棒 season9」 これまでの感想>
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話(元日スペシャル)
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