「冬のサクラ」第四話
「冬のサクラ」第四話 TBS 2月6日放送
TBS系 日曜劇場「冬のサクラ」オリジナル・サウンドトラック
この静かな雰囲気って、何なんでしょうね?
内容を言えば、昼ドラなどと同じような展開なのでしょうが・・・。
大げさに泣いたり叫んだりしないからですかね。
ラブ・ストーリーものが苦手な私でも、無理なく観られています。
萌奈美(今井美樹)の夫・航一(高嶋政伸)の劇画チックにも思えるシーンでさえも静かに感じられます。
それにしても、祐(草なぎ剛)の写真の目の部分をくり抜いていて、その2点部分だけが明るくなる映像など、やはり怖いですが・・・。
東京に出る決心をした祐と、山形へ行くように航一と理恵(白羽ゆり)に仕向けられた萌奈美。
昔よくあったすれ違いのパターンかと思ったら、そうではありませんでした。
山形にいる二人は絵になるし、何よりホッとさせますね。
でも、運よく出逢えたり、携帯電話が無いため連絡が取れない萌奈美が、病院の受付で祐のガラスの鳥を見かけたり・・・など、偶然頼みが多いですね。
でも、気持ちがいいのでOKですけど・・・。
それに、ラブ・ストーリーものを楽しむには重箱の隅を突いても仕方が無いですね。
99年の愛~JAPANESE AMERICANS~ DVD-BOX(DVD)
草なぎ剛 を検索
このドラマ、安奈(加藤ローサ)のセリフ、“誰かが一緒に苦しんでくれただけで、救われることだってあるんだよ”に尽きるような気がします。
そして、航一に逢って叩きのめされた気持ちの祐が、初めて弟・肇(佐藤健)に弱音を吐く電話のシーン・・・
肇が、研修医として無力を感じるときには“患者の有難うという笑顔を無理やり思い出し、誰かの力になっているはずだって思うようにしている”も後押しになっているんでしょうね。
加藤ローサ を検索
佐藤健 を検索
それにしても、祐の周りの人たちは温かいですね。
心配しながらも快く送り出してくれるガラス工房の夫婦(でんでん、大島蓉子)・・・
悪態をつきながら必死に忠告し、でもずっと友人であり続けるだろう中里(山崎樹範)・・・
何より、肇と安奈が理解者でいることが(肇は、兄を思うあまりに複雑だったんですが)、心強いですね。
山崎樹範 を検索
反対され、拒否されてもつぶやく“何か俺に出来ることがあるんじゃないか”
“この世にたったひとつ大切にしたいものがあるとしたら、その大切なもののために生きたい”
祐は、これまで一度も恋愛の経験が無いという設定でしたね。
ピュアで、崇高にさえ感じさせます。
男女の恋愛感情を超えているようにも感じさせるのは、草なぎさんと今井さんの佇まいのせいかもしれません。
ラストで、萌奈美が“忘れたくない、大切なものがある”と、手術を受けない決断をしました。
記憶が無くなるとしても、手術を受けたほうが良いのでは?と思ってしまいました。
祐が、“あなたがどんな道を選んだとしても、泣きたいときには俺が引き受ける”と言ってくれたわけですから、どんなときも支えになってくれるはずです。
記憶を失くしても、生きることが祐のためになると思うんですが・・・。
今井美樹 を検索
祐に片思いをしているような遊井亮子さん、いつも同じようなイメージの女優さんで、ちょっと気になります。
それに、萌奈美の娘・琴音役の森迫永依さん、ちびまる子ちゃんを演じた人ですよね。
大きくなっていてびっくりしました。
無邪気な彼女とのシーンが、唯一萌奈美の幸せなシーンとして印象深いですね。
<草なぎ剛さん・関連記事>
堺雅人VS草なぎ剛さん「SMAP×SMAP」 2010.8.24.
「草なぎ剛のためになるっ?バラエティ3時間SP」 2010.10.6.
「“ぷっ”すま」草なぎ剛&木村拓哉さん 2010.12.1.
草なぎ剛さん三昧、まずは「任侠ヘルパーSP」から 2011.1.8.
「任侠ヘルパー スペシャル」 2011.1.10.
「僕と彼女と彼女の生きる道」再放送 2011.1.11.
「スタジオパークからこんにちは」草なぎ剛さん 2011.1.13.
草なぎ剛さんの翻訳本 「『ぷっ』すま」 2011.2.2.
« 井上陽水さんを聴く「ラジオ深夜便」 | トップページ | 「ボクらの時代」小泉今日子&永瀬正敏&古田新太さん »
「テレビ雑感」カテゴリの記事
- 「あまちゃん」再々放送が終わって(2023.10.03)
- 【闘病日記 61】それでも私はあきらめない(2023.05.10)
- 朝ドラ「あまちゃん」再々放送中(2023.04.08)
- 東日本大震災から12年(2023.03.12)
- 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が終わって(2022.12.19)