「冬のサクラ」第五話

「冬のサクラ」第五話 TBS 2月13日放送
TBS系 日曜劇場「冬のサクラ」オリジナル・サウンドトラック
今回も、物語がほとんど動かない印象がありましたね。
こういうテンポのドラマは、今は珍しい気がします。
嫌いじゃないですけど・・・。
それでも、始まってまもなく、萌奈美(今井美樹)が夫・航一(高嶋政伸)に言う「私の人生はあなたのものじゃない」には驚きました。
これまで耐える一方に見えた萌奈美が、毅然とした態度で、ここから急激に話は展開するのではないか、と思ったものです。
その、手術を受けないという意思も、生きられるかもしれない、記憶も無くならないしれない、と、夫の言葉に希望を持って揺らいでしまいますが・・・。
航一の言動は、いちいち怖いですね。
祐(草なぎ剛)の弟・肇(佐藤健)のことまですべて調べ上げていてのエレベーターのシーン・・・
閉まりかけた扉から航一の指が覗いたシーンにはゾッとしてしまいました。
完全にホラー・シーンでしたね。
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航一と萌奈美のシーンでは、娘・琴音(森迫永依)のためにと言いながら、普通に妻への愛情が見え隠れしたりするんですが・・・
シーンが変わると、やはりどこまでも嫉妬かプライドか、静かな狂気を感じさせる人ですね。
愛人の理恵(白羽ゆり)も、自分を信頼しきっている萌奈美に、心底同情したかと思ったら、こちらも相変わらずだし・・・。
理恵を親友と信じていて、その前での無防備にも見える萌奈美にハラハラしながら、自然な距離の保ち方がいいなあと思いますね。
今回、何度か祐と萌奈美が会うシーンがありますが、やはりその自然な距離の保ち方が良いですね。
祐が萌奈美を見守る切ないけれど優しい視線、祐に心を許して信頼しきっている萌奈美・・・
2人でいる時に交わす笑顔が素敵です。
不倫が描かれているドラマなのに、ドロドロ感がありません。
無いのは、草なぎさんと今井さんのイメージもありますが、あくまで“純愛”がテーマだからでしょうね。
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悩んだ末に、決意を変えて夫の手術を受けることにする萌奈美と、それに賛成する祐。
祐の決意には、航一との約束(二度と会わない)があることは、萌奈美は知らないわけで・・・。
生きて、二人であの桜を見たいと笑顔で語る萌奈美に、出来ない約束をする祐が切ないですね。
ラスト(予告?)で、実は手術では記憶を失う可能性が高いようなことを言ってました。
予告が過激なわりには静かに進行していくドラマですから、来週はどうなっているのでしょう。
中ほどの字幕で、とうとう娘がすべてを知ってしまう?とありましたが、貧血で倒れた母親を助けてくれた祐に会っただけでしたし・・・。
萌奈美の琴音に対する愛情が細かに描かれていますね。
様々な事実を知った時に、琴音がどのようになるかも重要な話になりそうです。
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病院での立場が微妙になりそうな肇に、祐が夜食を作って語り合うシーンがありました。
いつもそれぞれを思う気持ちが感じられていいですね。
安奈(加藤ローサ)は、迷うことなく祐の味方をしてくれていて・・・
若い二人の思いやりの深さが何ともホッとさせます。
それに応える祐の表情がまた優しくて切ないですが・・・。
今回は山形のシーンが無くて、叔父夫婦や警官も登場しなくて、ちょっと寂しかったですね。
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余談ですが、
祐がバイトで皿洗いをしているシーンを観て、草なぎさんが同じように皿を洗っていた「僕と彼女と彼女の生きる道」(2004年・フジテレビ)を思い出しました。
このドラマで共演していたのが、大森南朋さん。
その大森さんが、缶コーヒーのCMで出ていましたね。
別バージョンもありますが、“らしくない”大森さんで笑わせてもらっています。
最初に警備員姿の田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)が出てきた時には、ドラマの一部かと思いました。
そして、CCレモンで及川光博さん、続いてビールで壇れいさん・・・
「相棒」(テレビ朝日)ファンなら知っている、神戸警部補と元恋人の登場ということで、ちょっと嬉しかったものです。
CMのインパクトの強さに、つい気をとられてしまいました。
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