「SONGS」薬師丸ひろ子さん再び
9日放送の「SONGS」(NHK)は、薬師丸ひろ子さんでした。
2008年に一度出演しています。
当時の感想は、こちらでどうぞ。
⇒ 「SONGS」薬師丸ひろ子さん 2008.9.5.
結構熱く語っていますが、今でも薬師丸さんに対する想いは変わりませんね。
今年、歌手デビュー30周年を迎えて、3月にベストアルバム「歌物語」を発表しています。
番組では、これまでの軌跡が紹介され、薬師丸さんもその時々の心境などを語っていました。
歌手デビューのきっかけは「セーラー服と機関銃」(1981年)の相米慎二監督の言葉から・・・
“主役なんだから、歌ったら”ということだったらしいですね。
レコーディングの時に、映画のスタッフが横で酒盛りをしていた、というエピソードを紹介しています。
その時代の空気が感じられました。
当時、薬師丸さんが全国を回って、ファンと野球をするイベントなどがあったことを思い出しました。
アイドルとしても特別な存在で、スタッフなどに温かく守られている雰囲気がありましたね。
映画の主題歌が次々にヒットして、逆にプレッシャーを感じたと当時の心境を語っています。
“登場人物の気持ちに近くなければならない。自分勝手に歌ってはいけない”と・・・。
映画と関係なく発表したファーストアルバム「古今集」(1984年)で、演じることとは別の表現が出来ること、自分自身を表現出来るものであることがわかった、と語っています。
また、20歳の頃に女優としての壁に悩み、「Wの悲劇」(1984年)を最後に引退しようと考えたのだとか。
アイドルから大人の女優へ、と難しい時期だったんでしょうね。
翌年、「Woman“Wの悲劇”より」を作ってくれた松任谷由実さんの苗場でのコンサートに行った時に・・・
スキーをして解放感を味わったことが、もう一回始められるきっかけになったようです。
怪我を恐れて出来なかったスキーをしてみて、“解放しようと思えば出来るのだ”と・・・。
歌に関しても、女優としても、真面目な薬師丸さんらしいですね。
「Woman“Wの悲劇”より」を歌っている時に、映画のラストシーン、泣き笑いの表情でスカートをつまんで腰をかがめるシーンの映像が映りました。
私の中では、あのシーンでアイドルの薬師丸ひろ子さんはストップしたままでいます。
「Wの悲劇」の感想記事はこちらでどうぞ。⇒ Wの悲劇
「探偵物語」での松田優作さんの登場シーンには胸が熱くなりましたね。
今年は22年ぶりに映画の主題歌を歌っています。
「わさお」の主題歌「僕の宝物」ですが、薬師丸さんの後ろの大きな映像の中ではわさおが動き回っていました。
薬師丸さんの伸びやかで、爽やかな歌声に合った映像でした。
わさおは可愛くて、全然ブスではありませんでしたね。
<番組で歌われた曲>
メイン・テーマ(1984年)
探偵物語(1983年)
あなたを・もっと・知りたくて(1985年)
セーラー服と機関銃(1981年)
Woman“Wの悲劇”より(1984年)
元気を出して(1984年)
僕の宝物(2011年)
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