田中好子さんのメッセージ

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今朝のニュースで、亡くなった女優の田中好子さんのメッセージを聴きました。

東日本大震災の被災者の痛みを思い、元キャンデーズの二人（伊藤蘭、藤村美樹）や周囲の人たちへの感謝を告げ、女優を続けたかったこと、など・・・

最後には、亡くなった義妹・夏目雅子さんのように、周囲に社会に恩返しが出来るように復活したい、という思いも語っていました。

自分の死を予感しながら、他人に気遣いの出来る、何て強い人なんだろう、何て優しさに溢れた人なのだろう・・・

そう思うと、言葉も出ませんでした。

こうして書くこと自体、とても薄っぺらなものに感じてしまっています。

田中さんの声とはわからないほど、弱々しい声でした。

後で、呼吸器をはずしての声だったことを知り、その状況が想像され、彼女の強い意思、覚悟のほどが更に痛いほど伝わってきました。

私などよりもずっと若くして亡くなってしまった田中さん。

その無念さを考えると、それは震災で亡くなった人たちの思いも同じであるはず、生かされている私などが一歩でも前に歩き出さないと、と・・・

地震以来、どうしても気持ちを持ち直せていない、やる気が出ないでいる自分に言い聞かせています。

遺影がきらきら輝いていて、とても綺麗でした。

ご冥福をお祈りいたします。