「ちりとてちん」のビデオを引っ張り出して
朝ドラ「ちりとてちん」(2007、8年・NHK)の録画ビデオを引っ張り出して観ました。
演出を担当した井上剛さんの名前が、「てっぱん」のクレジットタイトルにあったことを思い出したもので・・・。
録画していたのはかなり後半で、若狭こと喜代美(貫地谷しほり)たちが草若師匠(渡瀬恒彦)の余命が無いことを知ってショックを受けている回からでした。
本当はもう少し前の方の回、兄弟子4人・草原(桂吉弥)、草々(青木崇高)、小草若(茂山宗彦)、四草(加藤虎ノ介)の絶妙の絡みが繰り広げられる、楽しいシーンを観たかったのですが・・・。
喜代美の小浜の家族(和久井映見、松重豊、京本政樹他)を含めて、たくさんの魅力的な人物が出てくるのですが、彼等を満遍なく映しているカメラに改めて感動したものです。
それにしても、四草はかなり映っているのに、セリフは3回を合わせても一言二言ぐらいでしたね。
喜代美の祖母・小梅(江波杏子)が病床の師匠に、塗り箸職人だった亡き夫・正太郎(米倉斉加年)の想い出を語りながら、焦らなくても弟子たちはしっかり落語を受け継ぐからと諭すシーン・・・
やはり、江波さんが粋でしっとりとしていて素敵ですね。
小浜の家族が大勢で病室に押しかけて騒々しい様子に、師匠が喜代美に創作落語のヒントを与えるシーンもありました。
師匠が1日だけ外泊し、弟子たちに「地獄八景亡者戯」を演じてみせるシーンもありました。
観たのは3回分だけですが、少し元気をもらえたような気がしました。
松下奈緒さんのピアノは爽やかですね。
震災後の今、当時の爽やかな明るい朝が懐かしいです。
それにしても、「ちりとてちん」の公式サイトがまだ残っているのには感動しました。
↓ ファンにはたまらないシーンの数々ですね。
ちりとてちん 完全版 DVD-BOX 1 「苦あれば落語あり」
ちりとてちん 完全版 DVD-BOX 2 「割れ鍋にドジ蓋」
ちりとてちん 完全版 DVD-BOX 3 「落語の魂 百まで」
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