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「ボクらの時代」サンドウィッチマン&狩野英孝さん

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「ボクらの時代」“ボクらの東北魂”   
        出演:伊達みきお・富澤たけし(サンドウィッチマン) 狩野英孝(お笑いタレント)
                                フジテレビ 4月3日・10日放送

 

ボクらの時代」は2週に渡って、サンドウィッチマン伊達みきおさんと富澤たけしさん、そして狩野英孝さんの3人の出演でした。

3人ともに、東日本大地震の被災地・宮城県の出身です。

 

サンドウィッチマンの二人が気仙沼で実際に被災したこと、そして伊達さんが“津波を映すよりも被災者を”と語ったことによりテレビ局の対応が変わったことは知っていました。

確かに、被災者の顔や声が映像に流されることが多くなりましたね。

 

伊達さん、今回の番組でも、当時体験したことから始め、被災者の想い、支援する人たちへの感謝の気持ちを語っていました。

最初は、この番組の性格上、大震災で混乱している状況で、お笑い芸人の方が今回の悲劇を語ることに不安を感じていました。

そう感じた自分が恥ずかしかったですね。

とても真摯に熱意を込めて語ってくれました。

 

 

サンドウィッチマンの二人は2週間後に再訪し、100箇所ぐらいの避難所を回ったようです。

被災者の一人が、泥棒に入られても、盗んだ人が自分たちと同じように何もかも無くしたのだろうと思えば非難しきれないと語った話が心に残ります。

“みんなはいつまで避難生活が続くのだろうと思った時に、明日には東京に帰る自分は偽善者と思われてもしかたない”

何も出来なかったと声を落とす伊達さんですが、悩みながらも被災者に寄り添っていることがよく伝わってきました。

 

地震の翌々日に帰京してすぐにカラオケ屋の店員にカラオケに誘われた話、狩野さんの福岡でのライブが超満員で盛り上がった話・・・

地域による温度差に戸惑う3人の話がありましたが、当時はまだまだ全体的なことがわからない時期でもありましたね。

阪神淡路大震災の時に、倒れた家屋から出てきてピースサインをする二人の若者の映像を思い出しました。

どれだけ大変な災害だったかは、その後わかっていったのです。

 

歌手や野球選手などと明らかに違う、お笑い芸人である自分たちに何が出来るかという悩みを語り合っています。

そして、芸人としての、不謹慎の境界線とは?も・・・。

ブログで震災への支援を呼びかけながら、美味しいラーメンの話を載せていいものかどうか、ためらってしまう気持ちなども、素直なまでに語り合っています。

“復興へは長期戦、支援もラーメンもバランスを考えて書けばよいのではないか”

いつもは話を伊達さんに任せている富澤さんが、ボソッと語ったのが印象的でした。

 

過度な自粛を止めて、経済を回し、テレビの報道は少なくなっていっても頭の隅には持ち続けて欲しい、というのが3人の今の気持ちのようです。

自分たちに何が出来るか、考え続けていくしかない、とも語っています。

 

これだけの被害を受けても、誰も海を悪く言わないという話など、東北人の強さを力説する伊達さんに、狩野さんから“その異常な郷土愛で、県知事を狙っている?”とのツッコミがありました。

笑いながら“狙っている”と答える伊達さん。

副知事は富澤さんで、狩野さんの秘書希望は却下、とのこと。

 

鹿野さんの引退の噂に、本人はいずれは神社(1500年続いている?)を継ぐつもりとコメント。

二足のわらじに対して“どっちの仕事をなめてるの?必要とされるところに行って、神社へ。宮城は盛り上がる”と伊達さん。

このように、時折り、富澤さんがボケて伊達さんがツッコミ、狩野さんへは集中的に二人からツッコミが入りましたが、重い話の中での和みになりました。

その程良さに、サンドウィッチマンの見かけによらない(失礼!)知性、芸人としての力量と他者への気遣い、狩野さんの素直さ(スベっていても、それが持ち味?)が感じられましたね。

 

収録後、お台場の海を見下ろしている3人の後姿が印象的でした。

 

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