「遺留捜査」雁風呂
上川隆也さん主演ということで、「遺留捜査」(テレビ朝日)を観ています。
つい「相棒」(テレビ朝日)と比べて、人情味の濃いドラマだな、とか思いつつ、緊張感が無く楽しんでいるんですが・・・。
記憶(初回生産限定盤) *ドラマ主題歌
昨夜の第6話では、被害者と弟との気持ちのすれ違いの悲劇が描かれていましたが・・・
最後のシーン、糸村(上川)が弟に語った落語の「雁風呂」を引いてのエピソードが印象に残りましたね。
「雁風呂」という演目を初めて知りました。
正直、不思議なほど感動したのは、震災後の今だからかもしれません。
秋の夜、雁は木の枝をくわえて北の国から海を渡る。
長旅で休むところも無いので、海の上に枝を落としては休み、飛び続ける。
浜に着くと枝を落とし、更に南へ・・・。
春になると、又浜に戻り、自分の枝を拾い、北の国へ帰る。
ドラマでは、好きな落語を辞めてまで弟思いだった被害者が、頑張り過ぎる弟(野球のドラフト候補になっている)へ木の枝を残していました。
時には休むように、出来れば自分がその場所になりたかったのだろうと、糸村は語ります。
ドラマでは、ここまでの話でしたが、続きがあるんですね。
浜には木の枝が残っていて、それは亡くなった雁のもの・・・
それを悼んで、残った枝で風呂を沸かして、供養をしたという。
そう言えば、以前それを題材にしたウィスキーのCMがありましたね。
落語自体の内容を知りたくて、ネットで調べてみました。
これが又とても面白いものでした。
水戸黄門が登場します。
興味のある方は、どうぞ。⇒ 落語あらすじ事典 千字寄席 雁風呂(がんぶろ)
思いがけず感動ポイントがあったりして、そこから興味が広がることがあるので、テレビもぼんやり観ていては損ですね。
あくまで、個人的な実感ですが・・・。
ゲスト出演の近藤公園さん(被害者役)と木下ほうかさん(犯人役)も、「相棒」で強い印象を残した俳優さんたちで、ちょっと嬉しかったですね。
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