「おひさま」お互いにプロポーズ
とうとう、陽子(井上真央)と和成(高良健吾)の結婚が決まりましたね。
1週間後には出征する和成と、どのような経過をたどって結婚を決めるのか興味津々でした。
脚本家・岡田惠和さんの見せどころだと思っていましたし・・・。
陽子の初めての酒、それも泣き上戸だったようで、その勢いをかって(と言っても、オズオズとですが)の彼女からのプロポーズ・・・
そして、覚えていない彼女への優しさをこめて、和成からの改めてのプロポーズ。
陽子は後で知ることになるんでしょうね、自分が先だったことを・・・。
時代が時代だけに、両方の家族に見守られての、幸せな光景でしたね。
“夫婦になってください”と言うのが、何とも時代を感じさせて、優しく響きました。
これまで、朝ドラをどこか軽く見ていましたね。
「ちりとてちん」(2007、8年)は楽しくて大好きでしたが・・・。
偏見かもしれませんが、ドラマとしてはどこかB級の匂いを感じていました。
よく時計代わりとか言われて、朝の忙しい時にじっくり観るものではないという印象があったせいかもしれません。
ヒロインがほとんど新人で、その役柄と本人の、朝から元気いっぱいの一生懸命さにちょっと疲れる感じもありました。
今回のヒロイン役の井上真央さんは、違いますね。
若くても経験を積んできた人は、観ている側に安心感を持たせます。
それに、和成役の高良健吾さんの登場で、さすがに映画で鍛えた人は違うと思わせられました。
高良さんについては、よろしかったらこちらもどうぞ。
⇒ 「トップランナー」高良健吾さん 2010.9.9.
高良健吾 を検索
語りと後の陽子役の若尾文子さんや、和成の母親役の樋口可南子さんを観ていて、つくづく思ってはいました。
やはり、長い間、映画で鍛えた人の自然な演技には、こちらは安心感を持って、身を委ねられるような感覚で観られるものだと・・・。
テレビの枠いっぱいに演じられる、にぎやかでオーバーな演技には疲れます。
それはこちらが歳をとったということでしょうが・・・。
舞台の演出家でもある串田和美さんが、和成の父親役でいい味を出していますね。
このドラマ、配役が素敵なのが、観続けられる魅力のひとつにもなっています。
これからますます暗い時代に入っていきますが、その中でも明るいストーリーが描かれていくことを期待しています。
「ちゅらさん」(2001年)の岡田さんですからね、そうなるでしょうね。
樋口可南子 を検索
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