「JIN‐仁‐」最終章・後編
「JIN-仁-」最終章・後編 TBS 6月26日放送
良い終わり方でしたね。
何かに書いてあった、“誰もが幸せになれるような結末”で、納得できるものでした。
原作コミックをまったく読んでいないので、どれほど忠実に描いているのか、変えているのかわかりませんが・・・。
変えているとすれば、辻褄の合わなくなっているシーンなどもあったのかもしれませんね。
でも、個人的にはすべてO・Kでした。
野口(山本耕史)が小説として推理した内容(パラレルワールド?バニシングツイン?)をよく理解できたわけでは無いのに・・・。
南方(大沢たかお)が、江戸時代にタイムスリップした意味・・・
それは、未来(中谷美紀)を治すため、そして、何より、より良い未来(みらい)の医者として成長するための試練として、と考えていいんでしょうね。
ラストが、ドラマの最初と繋がって、又同じことの繰り返しかと一瞬思いました。
でも、明らかに南方は違って見えますから、未来の手術は失敗しないのでしょう。
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2時間という長丁場の最終回、これまでの緊張感が続くのかと、ちょっと不安でした。
南方は相変わらず自分の存在意味について悩んでいますし、頭痛のシーンも多いですしね。
このドラマの主人公は、状況が状況だから仕方が無いとはいえ、ちょっと気の弱さが見られるのが気になっていました。
咲(綾瀬はるか)や野風(中谷美紀)が、常に凛としているからよけいに・・・。
それも終わってみれば、現在のため、未来(みらい)のために必要なことだったようですね。
誰もが幸せになるような結末・・・
咲は感染症から回復し、医者となり、独身のまま、野風の娘(安寿)を育て、子孫に未来がいて、その未来が南方と巡り会う、ということ。
龍馬(内野聖陽)は、常に南方と共にいる、ということ。

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龍馬が、南方が教えてくれた保険を推奨し、それに恭太郎(小出恵介)が力を尽くした、ということもありました。
ラストのほう、病院窓口のパソコンに請求額があったのはそれを改めて表現したかったからでしょうか?
何となく意味ありげに見えたのは、その前に、南方の手術を担当した医者が出てきて“東洋内科”のプレートがわざわざ大きく写し出されたシーンがあったからです。
あれは何だったのでしょうね。
これまで細かなことをチェックしてこなかったツケが、ここに来て出てきたのかもしれません。

きみにしか聞こえない
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最終回、こちらも、とても幸せな気持ちになったものですが、何より一番の感動は、咲の手紙でした。
このドラマの感動をここに集約させられてしまったような気がしたものです。
関係した人たちの記憶から消えてしまった、自分からも消えかけている南方を想い、残した手紙・・・〇〇先生へ・・・。
何と聡明で、愛情に満ちた人なんだろうと泣かされました。
例え、この手紙が南方に届くことが無かったとしても、咲は幸せな人生を歩んでいたことでしょうね。
まさか、揚げ出し豆腐で繋がるとは思いませんでした。

『...揺れる17歳』綾瀬はるか

インシテミル 7日間のデス・ゲーム
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手紙の感動が大きかったのは、勝手に、このブログを書く意味に繋げてしまったからかも知れません。
下手で、とても未来の人へ残すものでも、誰かの感動を呼ぶものでも無いですし、自分でも忘れ去ってしまうこのブログの文章・・・
でも、例えどんなにささやかなことでも、想いを書き記すこと、書き残すことが大切なことに思わせられた咲の手紙でした。

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