「南極大陸」第1話
日曜劇場「南極大陸」第1話
TBS 10月16日放送
南極越冬隊タロジロの真実 << 原案
第1話は、2時間ちょっとの長丁場でしたが、ダレることなく観ることが出来ました。
当時を知っている世代ということがあるかもしれません。
外国、特にアメリカに対してのコンプレックスが長い間(この後も)続いていたことを、思い出させられました。
いつの間にか、それが消えてしまっていたということは、こうした先人たちの努力が積み重なっていたということでしょうね。
南極観測に出発するまでの状況を一気に観せたのはよかったですね。
現実はもっと厳しかったはずで、それをトントンと進ませて、観る側に必要以上のキツさを感じさせませんでした。
大変なのはこれからですからね。
奈良岡朋子さんのドキュメンタリー風のナレーションに、エピソードも散りばめられていて、すんなり付き合うことが出来ました。
主役の木村拓哉さん・・・
“何を演じても、キムタク”と言われていることを知っています。
それは俳優としては大きな強みでもあり、弱みでもありますね。
今回は、作品のスケールの大きさ、オールスターキャストで、もともと責任感が強く、気遣いの人のようなので、抑え気味な感じが良かったんじゃないでしょうか。
木村拓哉 プレミアムボックス!【木村拓哉×HYS 特製コラボTシャツ付】
隊長役の柴田恭兵さん・・・
生真面目、誠実で、夢を語るシーンでは「ハゲタカ」(2007年・NHK)の柴野がそのまま出てきたのかと思ってしまい、つい笑ってしまいました。
嬉しかったですけど、ね。
氷室役の堺雅人さん・・・
嫌われ役を一手に引き受けていますね。
それはそれで儲け役で、笑わない堺さんが印象的です。
「Dr.コトー診療所2006」(2006年・フジテレビ)での、コトーと対立する医師役を思い出しました。
同じような展開をたどるんでしょうが・・・。
Dr.コトー診療所 2006 スペシャルエディション DVDBOX
一番感動したのが、犬のリキでしたね。
まとまりの無い樺太犬たちを見ていて、たまらずに走り寄って先導をしてしまうシーン・・・
なぜか泣けてしまいました。
飼い主である芦田愛菜ちゃんたちへの気遣いとか、見ていられない仲間たちへの思い、先導犬としての習性とか、そんなことがよく伝わってくる表情、そして行動でした。
もちろん、撮影・編集の上手さがあるのでしょうが、溜めに溜め、解放されたように一気に走り出す演技には感動しましたね。
必ず帰ってくるとの約束は、その後のことを知っているだけに何とも切ないです。
香川照之さん、緒形直人さんなど、たくさんの俳優さんが出ていて書ききれません。
ほとんど写真だけの渡瀬恒彦さんとか仲間由紀恵さんとか・・・贅沢ですね。
かなりハードな撮影だったようで、今後のストーリーも大変厳しい展開になるはずですが、俳優さんたちが何となく楽しそうに演じているように見えて仕方がありませんでした。
昼に生放送の宣伝番組があり、勢ぞろいした俳優さんたちに和気藹々の雰囲気があったせいでしょうか。
そう言えば、ラストクレジットに柄本時生さん(朝ドラ「おひさま」のタケオくん)の名前があったような気がしたんですが・・・。
南極物語
↑ 高倉健さん主演の作品です。こちらも感動的な作品でしたね。
ヴァンゲリスの音楽を耳にすると、いまだに感動します。
プラモデル 1/350 TBSドラマ 「南極大陸」 南極観測船 宗谷 “第一次南極観測隊”.
« 「相棒ten」来週放送開始 | トップページ | 「永六輔の誰かとどこかで 七円の唄」を読んで »
「テレビ雑感」カテゴリの記事
- 朝ドラ「ブギウギ」に感動中!(2023.12.07)
- 【闘病日記 64】NHK「エマージェンシーコール」を観て(2023.11.06)
- 「あまちゃん」再々放送が終わって(2023.10.03)
- 【闘病日記 61】それでも私はあきらめない(2023.05.10)
- 朝ドラ「あまちゃん」再々放送中(2023.04.08)