映画「君に届け」
昨夜、放送された映画「君に届け」（2010年）を観ました。
世代的に、まったく観ることがありえない作品だったんですが・・・。
たまたまチャンネルを合わせたら、桜の光景が綺麗だったんですね。
それで、ズルズルという感じで・・・。
多部未華子さんの声が低過ぎて、難聴気味の私には辛かったんですが、結局最後まで観てしまいました。
それにしても、なんとピュアなラブストーリーであり、友情物語なんでしょう。
こんな内容のドラマを、今、目の当たりにしているのが信じられませんでしたね。
現代の若い人たちに受け入れられているのが、何より不思議で、そして何とも嬉しい気分にはなりましたが・・・。
数十年前には普通だと思っていた私などにも、まどろっこしいと感じるくらいの展開でしたね。
友情の描かれ方もストレートでしたし・・・。
でも、何より気持ちよく観ることができました。
“自分を信じないってことは、あんたを好きだっていう風早（三浦春馬）を信じないってことだよ。あんたを好きな私たちを信じないってことだよ”
女友だちのセリフが印象的でした。
遠い昔、私も友だちから同じように言われたことを思い出しましたね。
もちろん、状況はまったく違いますが・・・。
あくまでもピュアな世界を眺めながら・・・
多部さんの母親役で富田靖子さんが出演していて、何とも懐かしかったです。
「さびしんぼう」（1985年）など、“ピュア”の先輩のような人ですから、ね。
ＡＲＡＴＡさんが教師役というのも意外でした。
いつも癖のある複雑な役が多かったですから・・・。
明るく体育会系で、生徒と友だちのようで、最初は教師・生徒の区別がつきませんでした。
わかりやすい役に、なぜかちょっとホッとしたものです。
ストーリーとは別に、多部未華子さんと三浦春馬さんを観ながら、女優として俳優として無限に広がる未来があるんだなあ、とちょっとうらやましく思ってしまいました。
それにしても、若者用の作品だからと食わず嫌いは良くないですね。
久しぶりにこちらもピュアな気分で観ることができました。
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