立川談志師匠の訃報を聞いて
先ほど、落語家・立川談志師匠が亡くなったことを知って驚いています。
破天荒な生き方をして、晩年はずっと病気と戦っていたという印象がありましたね。
談志師匠と言えば、忘れられないことがあります。
昔聴いた落語の感動です。
季節は今頃、寒い時期でした。
外の物音ひとつ聞こえないお風呂の中・・・
持ち込んだラジオから聴こえてきたのが、談志師匠の「芝浜」でした。
大晦日、すっかり立ち直った魚屋に女房が、財布を拾ったことを夢だと、嘘をついたことを詫びるシーンに胸を打たれました。
嘘だと知ったら夫は自分を怒るかもしれない、離縁などされるかもしれない・・・
そんな女房の必死さが伝わってくる、染み入るような語りでしたね。
だから、最後の落ちで、気持ちが緩く温かく解放されたものです。
あらすじなどは、こちらでどうぞ。⇒ 芝浜-Wikipedia
その後、同じ感動を味わいたくて、実際に談志師匠の「芝浜」を聴きに行ったことがあります。
ホテルでの興行ということもあったのでしょうか、同じ感動を味わえませんでした。
あの時の感覚をいまだに探しているんですが・・・。
もう味わえないんですね。
ご冥福をお祈りいたします。
« 「南極大陸」第6話 | トップページ | 「相棒season10」第6話“ラスト・ソング” »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- WBC・日本優勝!!(2023.03.22)
- 東日本大震災から12年(2023.03.12)
- 【闘病日記 60】トイレの前でスクワットを(2023.03.10)
- 【闘病日記 59】コロナ発症抑制剤エバシェルド注射を受ける(2023.01.31)
- 童門冬二著「小説 上杉鷹山」を読む(2022.12.16)