「南極大陸」第9話
日曜劇場「南極大陸」第9話
TBS 12月11日放送
倉持(木村拓哉)が第三次越冬隊に参加できるまでの過程に、1時間ちょっとをかけていましたね。
その間に、南極では犬たちが一匹一匹死んでいくシーンが挟まれて・・・。
観ていて切ないものだから、逆に、犬って他の犬のために餌を獲ってきたりするのかとか、助け合ったりするのかとか、考えたりしましたね。
詳しい事実はわからないわけで、あくまでも創作ですが、演技させている感がありました。
そう感じることで、こちらも観続けるためのバランスをとっているわけです。
それでも、犬たちの哀しげな表情、特に目の表現には参りましたが・・・。
白崎(柴田恭兵)の尽力で星野(香川照之)の参加が認められて、その代わりに倉持が参加できることになるわけですが・・・
代わりを許されたことが、ちょっと不思議な気がしました。
氷室(堺雅人)の力が大きく働いたことは間違いないのでしょうが・・・。
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いつも苦虫を噛み潰したような表情ばかりだった氷室役の堺さん・・・
父親の後を継いで政治家になることに決めた氷室が、大蔵省を去るシーンが印象的でした。
階段で待っていた倉持に、“夢で日本を変えられるか、俺は別の場所で見てみる”と・・・。
氷室が階段を降りていき、倉持に呼びかけられて振り向いた表情が良かったですね。
“えっ”と振り向いて、“(犬たちが)生きているって、俺も信じてる”というセリフまで、次第に変化していく表情が素晴らしかったです。
倉持と、友人としても官僚としても対立しながら、次第に彼の生き方を認め、自分の生き方を模索して決断して去っていく・・・。
大勢の俳優さんが出演しているというのに、いつも以上に堺さんに注目してしまいました。
それにしても、一度南極を経験した男たちはみんな南極に魅せられているんだなあ、とも思いましたね。
倉持を見送るために、みんなちょっとずつだけの出演でしたが・・・。
倉持の義妹・美雪(綾瀬はるか)へのプロポーズともとれるシーンがありましたが・・・
南極とか宗谷とかに興味があって、ドキュメンタリー感覚で観ていると、つい必要なのかなと思いながらこれまで観てきましたね。
ドラマ的には、美雪は華で重要な役、必要な設定なのでしょうが・・・。
それにしても、この枠の次回作の予告に驚かされました。
「運命の人」(原作:山崎豊子)で、メインの出演者は本木雅弘、松たか子、真木よう子(敬称略)。
それに、大森南朋、長谷川博己、原田泰造、市川亀治郎、柳葉敏郎、吹越満、石橋凌、橋爪功、柄本明、北大路欣也(敬称略)たちが共演者です。
これでもか、と言うばかりに、魅力的な俳優さんたちの勢ぞろいです。
今長谷川博己さんが旬の俳優さんらしいですが、個人的な関心は大森南朋さんですね。
新聞記者役のようですが、「ハゲタカ」(2007年・NHK)の鷲津以来の魅力的な役になっていることを期待しています。
詳細はこちらで。 ⇒ 日曜劇場「運命の人」
<これまでの感想> 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
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↑高倉健さん主演の映画です。
ヴァンゲリスの音楽を耳にすると、いまだに感動します。
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