朝ドラ「カーネーション」終戦(今年最後の放送)
28日が朝ドラ「カーネーション」の今年最後の放送日でした。
ちょうど終戦の日を迎えたところでしたね。
出来れば、明るい未来が見えたところでお正月を迎えたかった気はしますが、ドラマの展開としてはちょうど良い区切りということなのでしょう。
このドラマ、戦時中の様子を時間を追って丁寧に描いていたのが印象的でした。
それでいて、ひとつひとつのシーンの展開が早いので、観ていても救われます。
糸子(尾野真千子)が夫・勝(駿河太郎)の戦死公報を受け取って、お骨を引き取ってくる、そしてお葬式の行列・・・すれ違う行列・・・。
切り替わりの早い映像ですが、それだけで、糸子の思いや当時の悪化していく状況が伝わってきますね。
余計な描写をしないで、尾野さんの演技にまかせた感じがあって、いつも以上に観入ってしまいました。
戦争による相次ぐ悲劇に思考が停止して、ただひたすら家族や従業員のために動いている糸子・・・
だんじりの前で泣けた糸子に思わず、“良かった”と思わせられました。
恒例のナレーションを、尾野さんのモノローグにしているのは効果がありますね。
尾野真千子 を検索
奈津(栗山千明)はもっと悲劇的な状況になっていました。
今後彼女がどのように立ち直るのか、糸子と平行に描かれていくようで興味深いですね。
戦争が終わって、糸子の本領が発揮できるようになって、この先が楽しみです。
ここまで、どこか気楽で強気一辺倒に見えた糸子が、家族や従業員を抱え、戦時中を生きたことで成長していっている姿が丁寧に描かれてきました。
だからこそ、楽しみですね。
たまたま、尾野さんがヒロインに決定したときのインタビューの映像を観る機会がありました。
涙を流して喜んでいたことに正直驚かされました。
尾野さん、地味かもしれませんが、演技派の女優さんとして着々と地位を固めてきていたと思っています。
その尾野さんが涙を流すほどに嬉しかったのが朝ドラのヒロインだったということ・・・。
個人的には、これまで朝ドラを軽く見ていたところがありましたね。
さすがに昔のように時計代わりとは思っていませんが・・・。
今や、その尾野さんの演技から目が離せないでいます。
来年も楽しみです。
明日、以下のような放送があるようです。
31日(土)午前7:20~8:50 「カーネーション」前半総集編
午前8:50~9:30 もっと知りたい「カーネーション」
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